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生きているうちに絶対見るべきおすすめ映画ランキング・ベスト35【邦画編】面白い映画~感動する映画

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先日の記事でご紹介した「おすすめ映画ランキング・ベスト33【洋画編】」に引き続き、今回はおすすめの邦画作品をランキング形式でまとめてみました。

毎年100本近くの映画を観ている中で、これぞ名作と言える珠玉の35作品を厳選しましたので、まだ未鑑賞の作品があれば是非チェックしてみて下さい^ ^

※記事内では、その作品が視聴できる主な動画配信サービスを紹介しています。まだ未登録のサービスがあれば、無料試聴トライアルなどを利用して楽しんでみてはいかがでしょうか?(2017年5月現在の配信状況を記載)

生きているうちに絶対見たいおすすめ映画ランキングベスト35

35位 青天の霹靂

劇団ひとりが書き下ろした小説を、自ら実写化したヒューマンドラマ。親の有り難みを素直に考えさせられる素晴らしい映画です。

日々死にたいくらい惨めな思いをして生きている主人公の晴夫(大泉洋)は、タイムスリップした1973年の浅草で若かりし頃の父(劇団ひとり)と出会います。コンビを組み、どつきあい、ののしりあいながら手品を演じて笑いをとっていく二人。最初からテンポよくストーリーが進み、感動のラストへと繋がっていきます。

序盤の惨めったらしい雰囲気のリアルさ、クライマックス近くでのシリアスな表情・・・。登場人物の演技は皆素晴らしいんですが、特に大泉洋の演技力は圧巻の一言。グイグイと映画の中に惹き込まれていきます。そして、柴咲コウ演じる健気な母親の姿が良いアクセントになっていて涙を誘う・・・。

昭和の浅草のノスタルジックな雰囲気も最高です。爽やかな余韻の残るハートフルな作品。

公開年:2014年
上映時間:1時間36分
監督:劇団ひとり
出演:大泉洋、柴咲コウ
DVD:青天の霹靂
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34位 Shall we ダンス?

マイホームを建てたばかりの中年サラリーマンがある日、帰りの電車からビルの窓際に佇む美女を目にします。彼女に会いたい気持ちを抑えられず、彼女のいた場所へ向かうとそこは社交ダンス教室。そこでダンスを通して様々な出来事が繰り広げられていきます。

この作品はストーリー展開とテンポがとにかく素晴らしい。ハイライトのダンスコンテストから一旦クールダウンした後、ラストの感動的な“Shall We Dance?”へと一気に盛り上がっていく流れは鳥肌モノです。まさに周防映画の真骨頂。

キャスティングも絶妙です。まじめで不器用な中年サラリーマンを演じる役所広司の演技は見ているだけで微笑ましく、草刈民代は高貴なヒロインのイメージにぴったり。独特の存在感を醸し出しています。そして竹中直人。画面の隅で一人ダンスの練習をするシーンでは爆笑を堪えきれません。

「映画ってこんなにも面白く素晴らしいものだったのか」ということを、改めて思い出させてくれます。 

公開年:1996年
上映時間:2時間16分
監督:周防正行
出演:役所広司、草刈民代
DVD:Shall We ダンス?
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33位 ザ・マジックアワー

街のボスの愛人に手を出した男が、命を助けてもらう代償に伝説の殺し屋を探し出そうとするコメディー映画。見つけられない男は、最終的に無名の俳優を幻の殺し屋に仕立て上げようとします。映画だと信じて殺し屋を演じる俳優、本物の殺し屋だと信じ込む街のボス、自分の命を賭けて2人の男をだまし通そうとする男の爆笑の物語です。

序盤は比較的おさえ目ですが、無名俳優が殺し屋としてボスのところへ乗り込むあたりからは、もう笑いを堪えることができません。最高ですw

西田敏行(ボス)と佐藤浩市(俳優)の掛け合いは、テンポといい間合いといいまさにパーフェクト。加えて妻夫木聡の必死さがまた笑える。映画の楽しさに溢れた三谷作品の最高傑作です。仕事や勉強で疲れている時におすすめしたい作品。

公開年:2008年
上映時間:2時間16分
監督:三谷幸喜
出演:佐藤浩市、妻夫木聡
DVD:ザ・マジックアワー
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32位 その男、凶暴につき

無謀な捜査方法で署内でも異端視されている刑事と、麻薬組織の殺し屋との息詰まる対決を描いた北野武監督の第1作。麻薬密売事件に巻き込まれたクレイジーな中年刑事の姿を描いたバイオレンスドラマです。

この作品を端的に表現すると「狂気」。この一言に尽きます。まさに北野映画の元祖。この映画を観ずして、北野作品を語るなかれ・・・です。

白龍、佐野史郎、遠藤憲一、寺島進など、後年それぞれの個性を開花させる俳優たちの若き日の姿も見物。技法など意識せずとにかく暴力を自分流にフィルムへ焼き付けたと言うだけあって、とてつもない荒々しさとエネルギーが感じられます。作中での「全員狂ってやがる・・・。」というセリフが忘れられません。

とにかく、ジェットコースターに乗っているかのようにのめり込んで見入ってしまう。唯一無二。尖った作品です。

公開年:1989年
上映時間:1時間43分
監督:北野武
出演:ビートたけし、白竜
DVD:その男、凶暴につき
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31位 嫌われ松子の一生

お姫様みたいに幸せな人生に憧れていた川尻松子。しかし現実は甘くなく20代で教師をクビになり、家出をして風俗嬢に。さらにヒモを殺して刑務所送りにまで・・・。壮絶な人生を歩む、なんとも切ない1人の女性をミュージカル仕立てで明るく描いた作品。松子の純粋さゆえの不器用さがまねく周囲の誤解や不運な展開が、実にテンポよくコミカルに描かれています。

松子は救いようの無い不幸な女性です。男運ゼロ、行く先々で不幸な出来事に巻き込まれる。でも、躓いても、死にかけても、ドン底から這い上がってくる。男のぼくでもそんな松子の姿に惹き込まれてしまいます。女性ならもっと感情移入して、涙なしには観られないのではないでしょうか。。

この作品では、女性であるが故の切なさ、苦しさ、虚しさが描かれています。一方で、山も谷も無い人生なんてつまらないと思わせられもします。これくらい波乱万丈に生きた松子が逆に羨ましいとw

ストーリーも観る者を飽きさせない展開で進み、誰が見ても物語に惹き込まれることは間違いありません。

女性だけでなく、男性にも是非観てもらいたい作品です。

公開年:2006年
上映時間:2時間10分
監督:中島哲也
出演:中谷美紀、瑛太
DVD:嫌われ松子の一生
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30位 アヒルと鴨のコインロッカー

人気作家・伊坂幸太郎の同名小説を映画化したミステリアスな青春ドラマ。
大学入学のため仙台に引っ越してきた椎名は、奇妙な隣人の河崎に出会います。初対面にも関わらず河崎は、同じアパートに住むブータン人のドルジという青年に広辞苑を盗んでプレゼントしたいから「本屋を襲わないか?」と持ちかけます。逃げ腰だった椎名ですが、河崎の巧みな話術に乗せられ、気がつけばモデルガンを片手に書店の裏口に……。

この映画を序盤だけ見て、何の変哲もない青春コメディと思ったら大間違い!ストーリーが進むにしたがって、作品の凄さが明らかになっていきます。前半に散りばめられた伏線が、完璧なまでに回収される後半は見ていて感心してしまうほど。気が付けばストーリーにに惹きこまれ、結末では心が切なくなるはずです。

全編を通して流れるボブ・ディランの「風に吹かれて」。この曲の情感がもたらす雰囲気も最高です。

原作を読んでから見ても、見てから読んでも味わい深い青春ミステリーの傑作。必見です。

公開年:2006年
上映時間:1時間50分
監督:中村義洋
出演:濱田岳、瑛太
DVD:アヒルと鴨のコインロッカー
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29位 舟を編む

2012年本屋大賞に輝いた三浦しをんの同名小説を実写映画化した作品。

玄武書房に勤務する馬締は職場の営業部で変人扱いされる変わり者。ある日、言葉に対する並外れた感性を見込まれて辞書編集部に配属され、新しい辞書「大渡海」の編さんに従事することになります。同僚は、現代語に強いチャラ男の西岡など個性の強いメンツばかり。仲間と共に20数万語に及ぶ言葉の海と格闘していたある日、馬締は下宿の大家の孫娘・林香具矢と出会い、一目惚れしてしまいます。

本当にいい映画というのは見終わった後に何とも言えない充実感と、何かを考えずにいられない、そんな余韻を残してくれる作品だと思っています。この「舟を編む」は、まさにそういう作品。

一冊の辞書が作られるのに、どれだけの歳月や多くの人たちの労力が必要とされるのか?一つの仕事を成し遂げるためには、一人ひとりが責任を持って役割を果たしていくこと。そして、その積み重ねが必要だということ。どんな仕事にも当てはまるはずです。たとえちっぽけだと思える仕事でも、そこには携わる人たちの心があるということ。そういうことを、改めて考えさせられます。

作中で出てくる、「若いうちに一生を捧げる事が出来る仕事に出会えたのは本当に幸せなこと。」というセリフ。本当にいい言葉です。響きました。

生きることに悩んだり、落ち込んだりした時にまた観たいと思える作品。心を打ちます。

公開年:2013年
上映時間:2時間13分
監督:石井裕也
出演:松田龍平、宮崎あおい
DVD:舟を編む
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28位 ジョゼと虎と魚たち

ふとしたキッカケで恋に落ちたごく普通の大学生と不思議な雰囲気を持つ脚の不自由な少女の、ピュアで切ないラブストーリー。

足の不自由な少女(自称ジョゼ)は、祖母と二人で大阪の寝屋川の貧しい木造住宅で生活しています。祖母は彼女のことを「壊れ物」と言って世間様に見せるのを嫌い、乳母車に彼女を乗せて毛布をかけて散歩をするのが日課。それを見た町の人たちは、その異様さを口々に噂します。ある日、大学生の恒夫はひょんなことからジョゼと知り合い、彼女に不思議な魅力に惹かれ、やがてつきあい始めるのですが・・・。

あまりにもリアルなストーリーが心を打ちます。障害者のジョゼを放っておくことのできない恒夫の優しさ。優しさはあっても、ジョゼの人生を背負うことのできない弱さ、それを敏感に感じ取るジョゼ。それらの感情の機微がありありと伝わってきて、涙が止まらない。

男の弱さと、女の強さ。恋愛の幸福感と背中合わせの残酷さを見事に描いた傑作映画。すべての男女におすすめしたい作品です。

公開年:2003年
上映時間:1時間56分
監督:犬童一心
出演:妻夫木聡、池脇千鶴
DVD:ジョゼと虎と魚たち
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27位 百円の恋

この映画はたった4館でのスタートながら、連日立ち見の大盛況を受けて全国78館以上に上映が拡大された出色の作品。安藤サクラが女ボクサーを演じる人間ドラマです。

32歳の安藤サクラ演じる一子は実家でだらしない毎日を過ごしていましたが、離婚して実家に戻ってきた妹といざこざを起こし、一人暮らしをすることに。100円ショップでの深夜労働にありつき、相変わらずな日々を送っていたある日、ボクサーの狩野と恋に落ちます。狩野との幸せな日々はすぐに終わってしまいますが、たまたま始めたボクシングが一子の人生を変えていきます。

この作品を始めて観た時、「久々に強烈な映画やな~」と衝撃を受けたのを覚えています。姉妹ゲンカのはずみで家出、100円ショップで働きはじめて、ひょんなことから魅かれたボクシング。ぶよぶよの体でシャドーボクシングはおろか縄跳びひとつできなかった一子が、数か月後には切れ味鋭いフットワークと、ものすごいスピードの縄跳びを見せる。もうそれだけで感動的です。

自堕落な生活に、100円ショップでの深夜労働。そんな人生のどん底から這い上がっていく安藤サクラの迫真の演技は、息をのむほどの凄まじさがあります。本当に主人公の一子そのものに成りきっている。脚本とキャスティング、演技が完璧にマッチしていて、これ以上は望むべくもありません。

衝撃的な面白さ。観ないと損です。

公開年:2014年
上映時間:1時間53分
監督:武正晴
出演:安藤サクラ、新井浩文
DVD:百円の恋
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26位 阪急電車 片道15分の奇跡

有川浩によるベストセラー小説を映画化したハートフルドラマ。関西を走る片道15分のローカル線・阪急今津線を舞台に、さまざまな悩みを抱えながら同じ電車に偶然乗り合わせた乗客たちに起こる小さな奇跡を綴っています。

電車に乗っている人達がそれぞれの悩みを抱え、その悩みが人と人の交わりを通して解消されたり、少しだけ良い方向に進んだり・・・。全編を通して温かな優しさと温もりを感じる作品です。明日からまた頑張ろうという、前向きな気持ちにさせてくれる。

ぼくは学生時代、毎日、阪急電車に乗って学校に通っていたので、当時のことを思い出しながら大きく感情移入して見させてもらいました。もちろん、阪急電車に乗ったことがない人でも十分に楽しめる内容になっています。

忙しい毎日や人間関係でストレスが溜まっている時にぜひ見てもらいたい。きっと「この世界もそんなに悪くない」と思わせてくれるはずです。

公開年:2011年
上映時間:1時間59分
監督:三宅喜重
出演:中谷美紀、戸田恵梨香
DVD:阪急電車 片道15分の奇跡
動画配信:

 

 

25位 Love Letter

神戸に住む渡辺博子が、フィアンセの藤井樹を亡くして2年。三回忌の帰り道、樹の家を訪れた博子は、彼がかつて住んでいた小樽の住所を見つけ出します。博子は忘れられない彼への想いを癒すために、彼が昔住んでいた小樽へ一通の手紙を出すことに。その後、届くはずのない一通の返事が返ってきます。

とにかく冒頭からの映像の美しさ、それに合わせて流れる音楽、練られたストーリーと演出、セリフ回し、どれをとっても完璧と言える作品です。特にストーリーには文学性があって、繰り返し観ても飽きることがありません。珠玉の恋愛映画とは、こういう作品のことを言うんだと思います。

人が人を愛することとはどういうことか。死んでしまった人を更に愛するには、その人の過去を愛するしかない・・・。主人公は、そうやって死んだ恋人の過去をたどりはじめたんだと思います。

何度でも観たい。大切にしたい。現実を離れ、つかの間幻想的な世界に浸れる映画。
そんな映画は多くはありません。全ての世代の男女におすすめしたい作品。

公開年:1995年
上映時間:1時間57分
監督:岩井俊二
出演:中山美穂、豊川悦司
DVD:Love Letter [Blu-ray]
動画配信:

 

24位 キサラギ

アイドルの死の真相を巡る男たちの談義を、ワンシチュエーションで描く密室エンタテインメント。

グラビアアイドル如月ミキが自殺して1年。その一周忌に彼女の思い出を語り合おうとファン5人が集まります。しかしファンサイトの常連である彼らは、彼女がなぜ自殺をしたのかを知りたくてたまらない。そんなときひとりが「彼女は殺されたんだ」と言い出します。他殺説を繰り広げるうちに、ハンドルネームしか知らなかった彼らの素性が浮き彫りに・・・。たった一つの部屋の中で生まれる謎は、誰も知らなかった思わぬ結末へと向かっていきます。

この作品は“ワンシチュエーション”とあるように、シーンがまったく変わりません。ひとつの部屋に集まった5人が、そこでストーリーを展開していくだけ。しかし、それなのにトイレに行くのも我慢したくなるくらい面白い!

とにかく脚本が素晴らしすぎる。そして小栗旬、ユースケ・サンタマリア、小出恵介、塚地武雅、香川照之の5人。映画は脚本と俳優の演技力で、こんなに素晴らしいものになり得るのかと唸ってしまいます。

謎と興奮が入りまじる怒涛の展開。文句なしの怪作です。必見!

公開年:2007年
上映時間:1時間48分
監督:佐藤祐市
出演:小栗旬、ユースケ・サンタマリア
DVD:キサラギ
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23位 幸福の黄色いハンカチ

刑務所帰りの中年男が、偶然出会った若い男女とともに妻の元へ向かうまでを描いた山田洋次監督によるロードムービー。

新車を買って、あこがれの北海道をドライブする欽也は、一人旅の朱美をナンパして二人で旅を続けます。途中、出所したばかりの中年男・勇作と知り合い、3人は旅を共にすることに。やがて勇作は、「自分を待っていてくれるなら、家の前に黄色いハンカチを掲げておいてくれ」と妻に手紙を書いたことを打ち明けます。

最近になっても、たまに無性に観たくなる映画。何度観ても素晴らしいと思ってしまいます。春先の涼しい風が心地よいロードムービーで、70年代の美しい北海道の風景、懐かしい街並みと人々を見るだけでも価値のある作品です。この時代の活気、旅のワクワク感、そしてこの作品に漂う空気は最高です。

あと何といっても、高倉健がカッコイイ。武田鉄矢もいい味出してます。笑えて泣ける昭和の名作。是非たくさんの人に観てもらいたいです。

公開年:1977年
上映時間:1時間49分
監督:山田洋次
出演:高倉健、倍賞千恵子
DVD:幸福の黄色いハンカチ
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22位 下妻物語

ロリータファッションに全てを懸ける少女と、特攻服姿で原付バイクに乗って爆走する地元ヤンキー娘の青春物語。

美しい田園風景が広がる茨城県下妻市。フリフリのロリータファッションに身を包んだ桃子が改造原付に乗ったヤンキーのイチゴと出会い、さまざまな騒動に巻き込まれていきます。

この映画は当初小さな劇場のみで公開されていましたが口コミで噂が広がり、日本中の映画館や海外でも上映された異色の作品。各種映画賞を総ナメにしています。

複雑な家庭環境で歪んだ性格ながらもクレバーな桃子と、イジメに会い強さに憧れてヤンキーになったバカ正直なイチゴ。正反対の二人が互いに影響を受けながら変わっていく姿が切なくて良いです。そして何と言っても、映画の色彩がとても綺麗で素晴らしい。何度も笑い、最後はとても感動させられる作品。

楽しいコメディ映画を観たい人は必見です!

公開年:2004年
上映時間:1時間42分
監督:中島哲也
出演:深田恭子、土屋アンナ
DVD:下妻物語
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21位 あの夏、いちばん静かな海

サーフィンをテーマに、聾唖の青年とその恋人との淡い恋を描いた北野武監督による青春ラブストーリー。

聴覚障害者でゴミ収集車の助手をしている茂が、粗大ゴミに出されたサーフボードを拾ったことをきっかけに、サーフィンを始めるというストーリー。言葉による説明を一切排し、主人公たちを覚めた視点で捉えるなど、既存の恋愛映画とは一線を画した映画です。

これまで観てきた映画の中でも、特に強く印象に残っている作品のひとつ。ただがむしゃらに波に挑む男と、それを黙って献身的に見守る女。言葉もほとんどなく、演技らしい演技もほとんどない。ただ日常のリアルがそこにあるだけ。そして久石譲のテーマ曲・・・。たまらなく良いです。ふたり並んで歩くだけのシーンがこれほど美しいと思える作品は他にないでしょう。この映画を言葉で説明するのは難しいです。とにかく見てもらえれば、言いたいことが分かってもらえると思います。

甘酸っぱくて爽やかで、それでいて少し切ない。そんな素敵な映画です。

公開年:1991年
上映時間:1時間41分
監督:北野武
出演:真木蔵人、大島弘子
DVD:あの夏、いちばん静かな海。
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20位 横道世之介

人の頼みを断れないお人好しな青年・横道世之介と彼を取り巻く人々の80年代の青春模様、更にその後の人生を描いた青春ドラマ。

長崎県の港町で生まれた横道世之介は、大学進学のために状況したばかりの18歳。頼み事を断りきれないお人好しの世之介は、周囲の人たちを惹きつけていきます。お嬢様育ちのガールフレンド・与謝野祥子をはじめ、入学式で出会った倉持一平、パーティガールの片瀬千春、女性に興味を持てない同級生の加藤雄介など、世之介と彼に関わった人たちの1987年の青春時代。そして彼のいなくなった16年後、愛しい日々と優しい記憶の数々がそれぞれの心に鮮やかに響き出します。

160分と長い作品ですが、現在と過去が交差する構成でまったく飽きさせません。むしろもっと長く観たいと思ってしまうほど・・・。お嬢様役の吉高由里子の可愛らしさや、主人公の高良健吾のナチュラルな演技もすごく良い。大人になってから学生時代を振り返るシーンは、ノスタルジーを感じて胸が締め付けられます。

独り暮らしや、恋にバイト、友情ななど、誰にとってもどこか懐かしく感じられる、心の琴線に触れるようなエピソードがあるはずです。この時代を生きてきた同世代の人や、これからまさに学生生活を送ろうとしている人にも、是非観てもらいたい映画です。

公開年:2012年
上映時間:2時間40分
監督:沖田修一
出演:高良健吾、吉高由里子
DVD:横道世之介
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19位 キツツキと雨

無骨なキコリと気弱な映画監督のちょっといい出会いをほんわかと描いたヒューマンコメディ。

小さな山あいの村にやって来たゾンビ映画の撮影隊。なぜだか手伝うことになった木こりの克彦は、プレッシャーに弱く使えない新人監督の幸一にイライラしていました。しかし、幸一は克彦との交流で自分を取り戻し、二人の交流はいつしか村と撮影隊の奇妙なコラボレーションを生み出していきます。

なんかいい・・・。そんな言葉がぴったりの映画です。日常の中の笑い、空気感、シュールさ。すごくドラマチックなことがあるわけではないけど、観終わったあとにジーンときます。妻に先立たれ、職人らしい不器用さで息子とうまくいかない克彦。そんな息子と同じ名前の幸一と出会い、少しずつ変わっていく父の姿がとても印象的です。

時折クスッと笑える、爽やかな優しさに包まれた良作。邦画っていいな、と改めて感じさせてくれる1本です。

公開年:2011年
上映時間:2時間09分
監督:沖田修一
出演:役所広司、小栗旬
DVD:キツツキと雨
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18位 ピンポン

熱狂的なファンを持つ漫画家・松本大洋の原作を宮藤官九郎脚本、窪塚洋介主演で映画化した青春ドラマ。

卓球をこよなく愛し、勝つことに絶対的な自信を持ちながら天真爛漫で気分屋のペコと、「卓球は暇つぶし」と公言するクールなスマイル。高校生になった二人は共に片瀬高校卓球部に所属するものの練習にはまともに参加しない毎日を送っていました。そんな二人が対戦すると必ずペコが優位に。しかし、日本卓球界の星と期待された過去を持つ卓球部顧問・小泉はスマイルの才能に目を付け、執拗に指導しようとします。しかし、クールが信条のスマイルはそんな熱血指導を拒絶するのですが・・・。

この映画、主役はもちろんペコなんですが、個人的にはクールでストイックな天才・スマイルの物語だと思います。潜在能力はぺコをも凌ぎ、プレースタイルがカットマンという設定がシュールでまたいい。

ぺコとスマイルの厚い友情はお互いを心の底から信頼しているからこそのもの。そして脇役の佐久間や太田もまた彼らの成長に深く関わっていきます。佐久間の努力、苦悩、そして挫折がペコ、スマイル、そしてドラゴンを変えていくあたり、影の主役とも言えます。とにかくこの映画、登場人物、セリフ、音楽、卓球の全てがカッコイイ。

究極の青春映画です。

公開年:2002年
上映時間:1時間54分
監督:曽利文彦
出演:窪塚洋介、ARATA
DVD:ピンポン Blu-ray
動画配信:

 

 

17位 ビリギャル

坪田信貴のノンフィクション小説「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」を映画化した青春ストーリー。

高校2年生のさやかは、全く勉強をしなかったので成績は学年ビリ。学習塾の塾講師・坪田もびっくりの彼女の知識は小4レベル。それでも夢は大きく第一志望は慶應大学!夢に向かって突き進むさやかの姿によって、崩壊寸前だった家族は徐々にその絆を取り戻していきます。

この映画は、近年見た中で最も期待を裏切られた作品。(もちろん良い意味で)
何となく安っぽいB級コメディかと思って敬遠していましたが、とんでもない!めちゃくちゃ面白い。。もっと早く観ておけば良かったと後になって反省w

B級コメディでもなければ、単なるサクセスストーリーでもありません。家族愛や、仲間との友情をしっかりと描いた本格派ヒューマンドラマです。文句なしに名作の部類に入るでしょう。

主人公を演じる有村架純だけでなく、母親役の吉田羊の演技がすごくて子供たちへの愛情がものすごくリアルに伝わってきます。

何度も笑えて、何度も泣いてしまう。偏見を持ったまま観ないのは勿体ない。そんな人には、騙されたと思ってぜひ一度見てもらいたい作品です。

公開年:2015年
上映時間:1時間57分
監督:土井裕泰
出演:有村架純、伊藤淳史
DVD:映画 ビリギャル
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16位 ただ、君を愛してる

「いま、会いにゆきます」の市川拓司原作による「恋愛寫眞 もうひとつの物語」を映画化した本格派ラブストーリー。

大学で知り合った誠人と静流は、それぞれが抱えるコンプレックスに惹かれ合うかのように仲良くなります。誠人の趣味であるカメラに興味を示す静流。やがて、別れ別れになったふたりの運命は、NYでひとつになっていきます。恋をしてはいけない運命にありながら、恋をしてしまう。それでも好きな人のために一途に想いを寄せる。そんな切ないラブストーリーです。

美しい森の中でのキスシーン。
前半の美しい森の風景とともに繰り広げられる静流と誠人との穏やかな日々が、このシーンを境にして喪失感溢れる後半へと展開していきます。優しい気持ちで鑑賞でき、クライマックスでは涙する。恋愛映画を観たい気分、そんな時には絶対この映画がおすすめです。愛する人が今ここにいなくても、心のなかでは一緒にいる・・・。そんな安らぎと幸福感に包まれたラストシーンが、静かな余韻を残してくれます。

これぞ恋愛モノ、映画ってやっぱりいいなと感じさせてくれる作品。

片思い中の人にもおすすめですw

公開年:2006年
上映時間:1時間56分
監督:新城毅彦
出演:玉木宏、宮崎あおい
DVD:ただ、君を愛してる
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15位 鍵泥棒のメソッド

奇想天外で全く先が予測できないサスペンスコメディ。

35歳にして定職もなく、売れない役者稼業にホトホト嫌気がさした桜井は自殺にまで失敗してしまいます。出掛けた先の銭湯で、見るからに勝ち組風のコンドウが彼の目の前でひっくり返り頭を強打、そのまま記憶喪失に・・・。衝動的に彼の荷物をくすねてコンドウに成り済ました桜井でしたが、コンドウの正体は何と殺し屋。さまざまな災難に巻き込まれていくことになります。

内田けんじ監督の作品はどれも期待を裏切らない面白さで、観る側としてはどうしてもハードルが上がってしまうのですが、毎回そのハードルを越えてくるところが凄い。この映画は見ながら何度も「面白い・・・」と唸ってしまいました。予測不能のストーリーはもう神の領域で、次は一体どんな展開になるのか予想してはその予想を大きく上回り、意外が意外を呼ぶ。特に中盤~後半にかけての展開は圧倒的。エンディングは映画としての美しさすら感じてしまいます。シュールな笑いも堪りません。何なんだこの映画は!?(笑)

まさに、これぞエンターテイメント!といえる作品。

普段、日本映画を観ない人でも楽しめるはずです。必見。

公開年:2012年
上映時間:2時間08分
監督:内田けんじ
出演:堺雅人、香川照之
DVD:鍵泥棒のメソッド
動画配信:

 

 

14位 東京物語

本当の家族とは何か・・・。
子供たちを訪ねた老夫婦を軸に戦後日本における家族の崩壊を描いた小津安二郎監督の代表作。公開から60年以上経った現在でも、世界中で愛され続けている不朽の名作です。2012年、10年に一度行われる世界の映画監督が選ぶ"世界一の映画"にも選ばれています。(5位がマーティン・スコセッシ監督の「タクシードライバー」と言うから凄い。)

作品全体を通して穏やかに流れる時間、淡々と語られる家族の会話。確かに抑揚の少ない映画かも知れませんが、それが小津監督の味であり、だからこそひしひしと伝わってくる情感があります。風景描写の美しさ、日々の生活に精一杯だった当時の人々の生活など、私達が忘れてしまった日本の心を思い出させてくれます。

そして最も印象に残るのが、原節子の美しさ。単に容姿が美しいという意味ではなく、その立ち居振る舞いや、たおやかさ、気高さ、優しさが驚くほど美しい。原節子演じる紀子には、美徳が結晶したような美しさがあります。

家族、老い、人生というものを深く考えさせられる日本映画を代表する傑作。

公開年:1953年
上映時間:2時間16分
監督:小津安二郎
出演:笠智衆、原節子
DVD:東京物語
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13位 それでもボクはやってない

冤罪をテーマに、日本の刑事裁判制度の問題点を明らかにした社会派ドラマ。

就職活動中の主人公・金子は、通勤ラッシュの電車で女子中学生から「痴漢したでしょ」と訴えられてしまいます。まったく身に覚えのない彼は、話せば分かってもらえると思い素直に駅の事務室へ。ところが、「ボクはやってない!」という訴えもむなしく、そのまま警察に連行されてしまうことになります。その日から留置所暮らしを余儀なくされた金子。自身の無実を訴える戦いがそこから始まります。

この映画は周防監督自身が痴漢冤罪事件を徹底的に取材して作り上げただけあって、細部にいたるまで綿密かつリアルに表現されています。

“まず有罪在りき”そこを前提に裁判が進められていく様に、ちょっとの不運で人の人生がこうも大きく変わってしまうのかと衝撃を受けてしまう・・・。もしこれが痴漢ではなく、殺人のような重大犯罪の被告だったらと思うと、想像するだけで身の毛がよだちます。

綿密に練られた脚本と演出、そして出演者の迫真の演技。映画とは思えないリアリティ。観ているうちに感情移入させられること請け合いです。こんな硬派なテーマをエンターテイメントに昇華させる周防監督の力量に今さらながら脱帽。。

是非観て欲しい骨太な1本。

公開年:2007年
上映時間:2時間23分
監督:周防正行
出演:加瀬亮、瀬戸朝香
DVD:それでもボクはやってない
動画配信:

 

 

12位 のだめカンタービレ 最終楽章

二ノ宮知子の大ヒットコミックを映画化したラブコメディ。
天才的なピアノの腕と独特な感性を持つヒロイン・のだめと、一流の指揮者を志すエリート青年・千秋の恋と音楽に懸ける青春を描いています。

プラティニ国際音楽コンクールでの優勝後、千秋はルー・マルレ・オーケストラの常任指揮者に。さっそくオケの偵察に行く千秋でしたが、まったくやる気の感じられない団員たちの態度を目の当たりにし、がく然としてしまいます。一方、のだめはコンセルヴァトワール音楽学校の進級試験を控え、練習に励む毎日を送っていたのですが・・・。

とにかく気持ちよく楽しめる映画で、観終わった後に何とも言えない幸福感を味わえます。
前編の見所は、やはり何といってもチャイコフスキー序曲「1812年」。千秋の指揮者姿が凄まじく圧倒的です。後半は一転、しっとり物悲しげなベートーヴェン「交響曲第7番」のピアノ独奏で始まります。ここであまり多くは語りませんが、感動のフィナーレでは本当に心が震えます。泣けます。

前編、後編ともに必見。できれば音響設備を整えて、じっくりと楽しみたい作品。贅沢な「美しい音楽の時間」にどっぷりと浸って下さいw

公開年:2009年
上映時間:(前編)2時間02分,(後編)2時間03分
監督:武内英樹
出演:上野樹里、玉木宏
DVD:のだめカンタービレ 最終楽章 前編
動画配信:

 

 

11位 青い鳥

ベストセラー作家、重松清の同名連作短編集の中の作品を映画化したヒューマンドラマ。

いじめによる自殺未遂などなかったかのような、平穏な新学期を迎えた中学校。そこへ新たに赴任してきた極度のきつ音である臨時教師・村内は、事件後転校した被害者生徒の机を教室に戻すように命じ生徒たちに衝撃を与えます。そんなある日、いじめに加担したことに苦しむ男子生徒がその苦しい胸の内を村内にぶつけるのですが・・・。

阿部寛演じる教師・村内は、全く空気を読みません。場が混乱に陥っても動じず、何となく周囲にあわせることもなく、静かにただ自分の意志に忠実に行動する。その意志とは生徒を思う心です。いじめた生徒を叱ったり罰したりしようとするのではなく、生徒のこれからのために、どもりながらも一生懸命何かを伝えようとする。

「本気で話したことは本気で聞かなければならない。」

つまり、本気で話すことを恥ずかしく思わなくてもいいということでもあります。大人になってしまった今からでも、そういう風に生きて生きたいと考えさせられます。

「いじめ」という重いテーマ。この作品が一番伝えたいことは、“本気で伝える”ということ、すなわちコミュニケーションの大切さなのではないでしょうか。

教育現場だけでなく、モラルハザードが蔓延する現在の世の中に一石を投じる名作。
是非、大人にこそ見て欲しい。きっとその中に自分が失いかけていた”大切なもの”を見つけられるはずです。

公開年:2008年
上映時間:1時間45分
監督:中西健二
出演:阿部寛、本郷奏多
DVD:青い鳥
動画配信:-

10位 太陽を盗んだ男

伝説の監督・長谷川和彦による反体制的ピカレスクロマン。一見荒唐無稽でアラも多いですが、それを凌駕する映画のパワーに満ち溢れている快作です。

ごくごく普通の中学教師がプルトニウムを盗み出し、自宅アパートで原子爆弾の製造に成功します。その原爆を武器に、警察に対してプロ野球のTV中継を最後まで見せろと要求。さらにローリング・ストーンズを日本に呼べ、とラジオ番組を使って要求していきます。

この作品、あらすじだけ見てケレン味たっぷりのB級映画と思ったら大間違い!油断して見始めると、冒頭からガツンと一発食らってしまいます。最初から最後までフルスロットルの面白さ。最初観た時は、正直ショックを受けてしまいました。

作品自体はポップな感覚とブラック・ユーモアに充ちていて、ノリのいいテンポで展開するスリリングなクライムサスペンス。しかし、その裏には「人間の孤独」や「核を抱えた世界の危うさ」といった、絶望的に重いテーマが隠されています。

全体を通して感じられるアンバランスさ、退廃的な時代背景、そして当時の東京の街並みが観ていてたまらない。2時間半という上映時間があっという間に過ぎてしまいます。

間違いなく、20世紀を代表する日本映画のひとつ。

公開年:1979年
上映時間:2時間27分
監督:長谷川和彦
出演:沢田研二、菅原文太
DVD:太陽を盗んだ男
動画配信:-

9位 サマータイムマシン・ブルース

京都の劇団「ヨーロッパ企画」が手がけた舞台劇「サマータイムマシン・ブルース2003」を映画化した青春冒険コメディ。
真夏にクーラーのリモコンが壊れた、とある大学のSF研究会の部室。偶然現れたタイムマシンに乗って昨日にタイムスリップします。壊れる前のリモコンを取ってきた研究会の面々でしたが、それは過去を変える行為であり、その影響で全てが消滅する恐れが・・・。そこから元に戻すための大冒険がスタートします。

この映画、邦画コメディの最高傑作といっても過言ではありません!タイムスリップものは数多くあれど、日本映画でここまで完成されたものは他に無いでしょう。全ての人に騙されたと思って観て欲しい映画です。

今日と昨日を行ったり来たり、それだけのことなんですが、観る人を釘付けにするだけの脚本と演出の良さがこの作品にはあります。ストーリーも展開も時間も出演者もすべてがビッタリ。シーンのあちこちに出てくる何気ないものが全て伏線になっていて、後半で見事に回収されていきます。「やられたぁ」と呟いてしまうほどホント見事に・・・w

当時まだ無名に近かった瑛太と上野樹里の瑞々しさも見所。

まだ観ていない人は是非。超おすすめです。

公開年:2005年
上映時間:1時間47分
監督:本広克行
出演:瑛太、上野樹里
DVD:サマータイムマシン・ブルース [Blu-ray]
動画配信:

 

 

8位 用心棒

荒廃した宿場町を舞台に、流れ着いた浪人が巻き起こす騒動を描いた黒澤明監督による痛快娯楽時代劇。当時の日本映画とは思えないほど、ユーモアとアクションのセンスに満ちあふれた映画史上に残る大傑作です。本作は海外でも評判となって、後にイタリアで「荒野の用心棒」、アメリカで「ラストマン・スタンディング」と翻案リメイクがなされたほど。

ストーリーは、やくざの2大勢力が縄張り争いで荒廃してしまった宿場町を舞台に、流れて来た凄腕の浪人が用心棒として雇われながらも逆に両派を同士打ちさせようと画策するもの。十秒で十人を切ってしまう三船敏郎の素早い立ち回りや、クライマックスの二大対決など見応え十分です。

文句なしに黒澤映画のマスターピースの一つ。脚本が実に緻密で意表を突く筋立てといい、登場人物のキャラ付けといい、世界的に見てもここまできっちり計算されて作られた脚本はないと思います。そして何と言っても、殺陣の場面は圧巻。最後の決闘での三船敏郎にはシビれます。

まさに日本娯楽映画の至宝。

白黒で古いからといって観ないのはもったいない。是非見てみて下さい。世界の映画界の巨匠がこぞって真似する理由が分かります。

公開年:1961年
上映時間:1時間50分
監督:黒澤明
出演:三船敏郎、仲代達矢
DVD:用心棒
動画配信:

 

 

 

7位 キッズ・リターン

北野武監督、金子賢と今作がデビュー作となった安藤政信主演による青春ドラマ。

いつもつるんで、学校に行っては問題を起こしていた18歳のマサルとシンジ。ある日、カツアゲした高校生の助っ人にKOされたマサルは、ボクシングに目覚めジム通いを始めます。付き合いでシンジもジムに入門し、二人はボクシングの練習に没頭。ある夜、ヤクザに絡まれた彼らは若頭に助けられますが、その迫力にマサルは感動してしまいます。高校生活も終わり、いつの間にかシンジはボクシング界の逸材に成長していく一方、ジムにマサルの姿はありませんでした・・・。

個人的には、北野映画の中で一番好きな作品です。若い頃を思い出し、とても心に響く。冒頭の再開シーンからラストシーンまで、あの頃の自分に重ね合わせて見入ってしまいます。

その道の頂点を目指して別々の世界に飛び込んでいった二人が、理想と現実のギャップに悩み葛藤し、越えられない壁にぶつかって挫折してゆく・・・。成功者がいれば、その裏には何百、何千倍もの敗者がいる。それが世の中の現実だということを痛感させられます。しかしそれでいて、ただ単に悲観させるのではなく、何か言葉に表せないような、熱く、強く、切ない感動を観る者にもたらしてくれる、そんな作品です。

若い人にも、昔、青春時代を過ごした30代、40代の人にも是非見てもらいたい1本。
おすすめです。

公開年:1996年
上映時間:1時間47分
監督:北野武
出演:金子賢、安藤政信
DVD:キッズ・リターン [Blu-ray]
動画配信:-

6位 容疑者Xの献身

東野圭吾の直木賞受賞作を映画化したサスペンスドラマ。
惨殺死体が発見され、新人女性刑事・内海は先輩と事件の捜査に乗り出します。捜査を進めるうちに、被害者の元妻の隣人・石神がガリレオこと物理学者・湯川の大学時代の友人であることが判明。湯川は、石神が事件に深く関わっているのではと疑念を抱き、物語は進んでいきます。

テレビでも放映されたガリレオシリーズ。映画では少し雰囲気が違い、シリアスな感じで物語が進みます。観ているうちに気が付けばどっぷりとストーリーに浸かってしまい、予想もできない展開から最後は切なさが心に残る。とにかく始まりから惹き込まれてしまう映画です。

この作品では、何といっても堤真一の演技が素晴らしい。数学の天才にして冴えない高校教師・石神の孤独感、絶望感、一縷の希望、そして慟哭。微妙な表情の変化まで、見事に表現しています。そしてそれを支える湯川・・・。この二人の静かなやりとりがこの作品の魅力の一つとなっています。

クライマックスで流れる「最愛」のシーンでは涙を堪えることができないでしょう。

完全犯罪を通して描かれる人間ドラマ。人を愛することの深さを改めて知ることのできる珠玉の作品です。

公開年:2008年
上映時間:2時間08分
監督:西谷弘
出演:福山雅治、柴咲コウ
DVD:容疑者Xの献身
動画配信:

 

 

 

5位 フラガール

昭和40年の福島県を舞台に、フラダンスショー成功に向けて奮闘する人々を描いた感動ドラマ。当時誕生したハワイアンセンターにまつわる実話が元になっています。石炭から石油へエネルギー源が変わり閉山が続いていた当時、危機に瀕した炭鉱会社が目を付けたのは観光。いわき市にレジャー施設「常磐ハワイアンセンター」を作ろうとします。目玉はフラダンスのステージでしたが、ダンサー募集に集まったのは素人の娘たち。ダンス教師として東京からプロのダンサーを呼ぶも、彼女は田舎をバカにして教える気がない。しかし、生きるためにひたむきに踊る少女たちの一途さに徐々に心を動かされていきます。東北の町に、果たして常夏の楽園は誕生するのか・・・。

炭鉱時代の終わりの悲しさを背景に、それでも明日を夢見て生きていく人々の姿を見事に描き出した素晴らしい作品です。主演の松雪泰子のみならず、蒼井優をはじめとする急造ダンサーたちの真剣な踊りと迫真の演技には感動せずにはいられません。

どんな苦境にあっても明日を信じて生きていこう、そんな気持ちにさせてくれる映画です。

公開年:2006年
上映時間:1時間48分
監督:李相日
出演:松雪泰子、豊川悦司
DVD:フラガール
動画配信:

 

 

4位 いま、会いにゆきます

市川拓司の同ベストセラー小説を映画化したラブストーリー。
梅雨の訪れたある日、6歳の息子と暮らす夫の前に病気で死んだはずの妻が現われます。妻は死ぬ前に、1年後の雨の季節に戻ってくると言い残していました。夫と息子は記憶喪失の彼女を迎え入れ、再び家族として生活を共にすることに・・・。

これほど胸が熱くなり号泣する日本映画は他にありません。過酷な自分の運命を知ったうえで、それでもそれを選択できる妻の強さと純粋さが心に沁みます。そして、本作をここまで叙情的にしているのが「雨」。印象的な雨のシーンが深く心に残ります。この映画のように、何年経っても見返したくなるような作品こそ名作と言えるではないでしょうか。

「いま、会いにゆきます。」というタイトルの意味は、最後まで映画を見ることで明らかになります。

シンプルでまっすぐな家族愛に目頭が熱くなること必見の感動作。泣ける映画ナンバーワンは間違いなくこれです!

公開年:2004年
上映時間:1時間59分
監督:土井裕泰
出演:竹内結子、中村獅童
DVD:いま、会いにゆきます
動画配信:

 

 

3位 七人の侍

言わずと知れた巨匠・黒澤明監督による、7人の男たちの活躍をダイナミックに描いたアクションドラマ。日本にとどまらず、世界映画史上でも永遠に残る名作中の名作です。

時は戦国時代。夜盗化した野武士の横暴に苦しむ農民たちは、野党から村を守るため侍を雇うことを決断。やがて、百姓たちは食べるのもままならない浪人たち7人を見つけ出し、彼らとともに野武士に対抗すべく立ち上がります。

この映画に関してだけはレビューするのもおこがましいので、あまり細かいことは書きません。自分が日本人として誇りに思えることの1つに、「日本にはクロサワの“七人の侍”がある」と言えるほどの存在です。そしてこの作品があったからこそ、三船敏郎は「世界のミフネ」であり、黒澤明は「世界のクロサワ」なのです。観る者は、正義とは何か?良く生きるために人間はどうあるべきか?が問われます。

この映画を観ずして、映画フリークを語ることはできないでしょう。

名作多き黒澤映画の中でも、この「七人の侍」は別格。日本人なら問答無用で観るべき作品。

公開年:1954年
上映時間:3時間27分
監督:黒澤明
出演:三船敏郎、志村喬
DVD:七人の侍 [Blu-ray]
動画配信:

 

 

2位 おくりびと

納棺師として働くことになった主人公の成長と、周囲の人間模様を描いた感動のヒューマンドラマ。2009年、日本の映画賞を総ナメにし、アカデミー外国映画賞にも輝いた名作です。

楽団の解散でチェロ奏者の夢をあきらめ、故郷の山形に帰ってきた主人公。故郷で好条件の求人広告を見つけ面接で即採用されますが、業務内容は遺体を棺に収める仕事でした。最初は戸惑っていたものの、さまざまな境遇の別れと向き合ううちに納棺師の仕事に誇りを見いだしてゆきます。

新しい仕事に戸惑い自信喪失に陥った主人公が、先輩の姿に勇気をもらいながら成長し生きる希望と自信を取り戻していく姿は感動的です。そして、納棺師として辛い死と出会い、その死としっかり向き合いながら毅然と納棺の儀を務めあげる様は、言葉に表せないほど切なく美しくて涙が止まりません。

死人を扱うことに対する差別観念と、死者を送り出す様々な家族の人間模様。そして身近な人の死による心の変化を描いた感動作。今を生きる私たちが、「死」を意識することによって今をより大切にしたいと思わせてくれる名作中の名作です。

公開年:2008年
上映時間:2時間10分
監督:滝田洋二郎
出演:本木雅弘、広末涼子
DVD:おくりびと
動画配信:

 

 

1位 ALWAYS 三丁目の夕日

昭和33年の古きよき日本を舞台に、貧しくても夢に向かって明るく生きる人々の生活を描いた心温まる人情ドラマ。

東京下町の自動車修理工場に、集団就職で青森から上京してきた六子が就職します。六子は大きな会社を期待していましたが、小さな工場でガッカリ。それに怒った社長の則文でしたが、やがて六子は則文の妻トモエや息子の一平らと仲良くなっていきます。一方、売れない作家の茶川は飲み屋の女将から、親に捨てられた少年を押しつけられ面倒を見ることに。最初はけむたがっていた茶川でしたが、少年が自分の漫画のファンだと知って次第に距離が縮まっていきます。そんな折、少年の本当の父親が現れ…。

懐かしく切ない心温まるストーリー、出演者達の素晴らしい演技、そして何といっても昭和30年代のノスタルジックな雰囲気、すべてが最高です。明るく前だけを見つめて立ち向かっていく当時の人々の姿に深く感動し、ついつい涙腺が緩くなってしまう。昭和の時代に生きた人も、まだ生まれていなかった人もそれぞれの視点で楽しめます。

さらに本作は続編も素晴らしい。初回作は素晴しくても続編は駄作というのがセオリーですが、「ALWAYS 続・三丁目の夕日」「ALWAYS 三丁目の夕日 '64」もおすすめです。

これほど泣けて、笑えて、感動できる映画は他にはありません。今の日本が失ってしまった全てがここにあります。「過ぎ去ったあの時代は美しい。」この先もそう言える日本で在り続けたい。そんなことを思わせてくれる作品です。

絶対的自信を持ってオススメする最高傑作。文句なしのナンバーワンです!

公開年:2005年
上映時間:2時間13分
監督:山崎貴
出演:吉岡秀隆、堤真一
DVD:ALWAYS 三丁目の夕日
動画配信:

 

 

 

 

まとめ

さあ、どれからいきますか^ ^

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