一生に一度は絶対に見るべきおすすめ映画ランキング ベスト３３【洋画編】面白い映画～泣ける映画まで

皆さんは、いつ頃から映画を観るようになりましたか？

ぼくは小学校低学年の頃、よく父親に連れられて映画館に行ったことを覚えています。E.T.やインディ・ジョーンズ、スターウォーズ･･･。少年だったぼくは目を輝かせ、そんな映画の世界にどっぷりとハマり込んだものです。

懐かしい。。

それ以来、人生で数え切れないほどの映画を見てきました。最近でも週に２～３本、年に100本以上は見ている計算になります。まさに映画と共に歩む人生･･･。

そんな数多ある映画の中でも、時に人生観や考え方、生き方まで変えてしまうような映画と出会うことがあります。今回はそんな人生を変えてしまうような人生で一度は絶対に見ておきたい珠玉の映画３３本を洋画に絞って紹介してみたいと思います。

記事内ではその作品が視聴できる主要な動画配信サービス（※）を紹介しています。気になる作品があれば、無料試聴期間などを利用して楽しんでみてはいかがでしょうか？

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一生に一度は絶対に見るべき！オススメ洋画ランキング・ベスト３３

３３位　天使のくれた時間

「あの時違う決断をしていたら、今どうなっていたか？」という誰もが考える問いを題材にした恋愛ファンタジー。

成功を夢見て恋人ケイトと別れ、ロンドンへと旅立ったジャック。13年後の今、ジャックは大手金融会社の社長として優雅な独身生活を満喫していました。クリスマス・イブの夜、彼は妙な黒人と出会います。その翌朝目覚めると昔別れたはずのケイトと家庭を築き、2児の父となった「もう1人のジャック」になっていました。自動車用品店での仕事、典型的な郊外住まいの隣人たち、そして妻や子どもがそばにいる暮らし。それまでの人生とはあまりにも違う生活でしたが、そんな生活を続ける中でジャックはあることに気付いていきます。

幸せとは何なのか？
この映画は、そんなことを考えさせられる映画です。
地位と名声、お金。欲しいものは全て手に入れて人生を謳歌する独身生活。
他方、片田舎で家事と育児に追われる毎日。家計は苦しいが愛する家族に囲まれた、どこにでもある中流家庭。はたして、どちらが幸せな人生なのか･･･。

何度観ても熱いものが込み上げてくる、心温まる作品です。

キャストも素晴らしい。ニコラス・ケイジとドン・チードルの熱い演技、ティア・レオーニのキュートさは必見です。

３２位　グッド・ウィル・ハンティング／旅立ち

天才でありながら心を閉ざした青年と精神分析医の心の交流を描いた感動のヒューマンドラマ。

ボストンに住む青年ウィルは、幼い頃から天才ゆえに周囲から孤立していました。ある日、彼の才能に気付いた数学教授のランボーはウィルに精神分析医のショーンを紹介します。ウィルはショーンに次第に心を開いていきますが、その才能に気付いた政府機関や大企業が彼に接近してきます･･･。

主人公のウィルと正面から対峙する心理学者のショーン。親友の幸せを心から願う友人たち。人と人との繋がりや、信頼関係が人生でどれほど大切なのかをこの映画は教えてくれます。

何度観返しても涙してしまう。仕事や人間関係で人生にちょっぴり疲れた時など、是非観てもらいたい作品です。かなり勇気付けられるはずです。

３１位　ボーン・アイデンティティ

ボーン・シリーズ４部作（『ボーン・アイデンティティ』『ボーン・スプレマシー』『ボーン・アルティメイタム』『ボーン・レガシー』）に、昨年公開された『ジェイソン・ボーン』を含めた人気シリーズの第１作。21世紀の映像表現に革命を起こしたアクション映画とも評されています。

ある嵐の夜、イタリア漁船が洋上に漂う意識不明の若い男を発見します。引き上げられたその男の背中には弾痕があり、皮下にはマイクロカプセルが埋め込まれ、そこにはスイスの銀行の口座番号が印されていました。男は息を吹き返すのですが、記憶は無く自分の名前すら分からない状態。数週間後、彼は身元の唯一の手掛かりであるスイスの銀行に向かいます。貸金庫にはジェイソン・ボーン名義を含め6ヵ国のパスポートと大金、拳銃が入っていました。やがて暗殺者たちに狙われ始めた彼は、偶然出会ったマリーの協力を得てパリへと向かうのですが･･･。

世界を舞台とするスケールの大きさ、ストーリーの複雑さ、アクションのリアルさ。どれをとってもスパイアクション映画としては最高レベル。ハリウッドのアクション映画にあり勝ちな大味さもなく、まるで欧州のスパイ映画を見ているようです。最初から最後までスピード感あふれる展開で、目が離せません。

4部作すべて必見の面白さ。おすすめです！

３０位　イエスマン "YES"は人生のパスワード

もしも、全てに“YES”と答えたら？
実話に基づく愛と笑いのヒューマンコメディ。

仕事でもプライベートでも「ノー」を連発し、親友の婚約パーティーまですっぽかしてしまう後ろ向き男カール。生き方を変えようと決心した彼は、いつどんなときも「イエス」と言うルールを自分に課します。その結果、偶然知り合ったアリソンから好意を持たれるなど運気を上げていきますが、全てが好転し始めた時、思わぬどんでん返しが待っていました･･･。

ん～、さすがコメディ王 ジム・キャリー。笑いなしには観れない最高のコメディ映画です。でも、ただ笑えるだけの薄っぺらいコメディ映画ではない。「NO」で多くのチャンスを失ってきた主人公が「YES」で人生を切り拓いていく姿は、実に多くの示唆に富んでいます。高学歴で知能も高いが、理屈ばかりで「NO」が多い。失敗はしないけど成功もしない。そんな人、周りにもいるんじゃないでしょうか？この映画の面白さはそんな人間が、全てを肯定して人生を変えていくところにあります。

理屈ばかりで小難しく考えていても何も始まらない。
人生って実は至ってシンプルなんだと。

そんなことを教えてくれる作品です。笑いあり、涙あり、見どころ満載の名作コメディ。

２９位　最高の人生の見つけ方

死を意識した初老男性2人の希望に満ちた余生を描いた、感動のヒューマンドラマ。

仕事に人生をささげた大富豪エドワードと、家族のために地道に働いてきたカーターは入院先の病室で知り合います。共に余命は6か月。家族のために自分の夢を犠牲にして働いてきたカーター、そして、お金だけは腐るほどあるものの見舞い客は秘書だけというエドワード。お互いに人生の期限を言い渡されたという以外、共通点は何もありません。そんな二人を結びつけたのは１枚のリストでした。それは、棺おけに入る前にやっておきたいことを書き出した “バケット・リスト”。ふたりはリストに基づいて、残りの人生を生き生きと駆け抜けていきます･･･。

一度きりの人生、どうやって豊かに生きるのかを真剣に考えさせられる映画。

ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンの演技には、本当に感服させられます。実に味がある。余命半年を宣告され、自分の死と向き合い、最高の友人ができ、家族の大切さに気づき変化していく姿に心打たれます。いつ観ても、号泣してしまいます。。

いま生きている人生を思い切り楽しもう！
やりたいことには全て挑戦しよう！

人生の生き方を、ぼくに教えてくれた映画です。全ての大人にオススメしたい感動作。

２８位　007 カジノ・ロワイヤル

英国諜報部に属する敏腕スパイ、ジェームズ・ボンドの活躍を描くスパイ・アクション。

 MI6のスパイである‘00’の地位に昇格したジェームズ・ボンドは、最初のミッションとして国際テロ組織のネットワークを絶つ任務を課されます。テロ組織の資金源である“死の商人”ル・シッフルと接触を命じられたボンドは、モンテネグロのカジノでル・シッフルと高額の掛け金でポーカー対決を開始するのですが･･･。

昔から007シリーズの大ファンですが、カジノ・ロワイヤルは自信を持ってオススメできるシリーズ最高傑作です。当初、ダニエル・クレイグのボンド役には懐疑的でしたが、この映画を見て一発で惚れ込んでしまいました。とにかく、めちゃシブい。新しいボンド像を確立しています。

そのうえ、エヴァ・グリーンがとてもいい。美貌と謎を兼ね備えたボンドガール。本当に魅入ってしまいますｗ

ド派手なアクション、スピィーディな展開、様々な駆け引き、騙しあい･･･。スパイ映画の全てが、この作品には詰まっています。

２７位　ブラッド・ダイヤモンド

1990年代後半のアフリカ、シエラレオネでの激しい内戦を描いた社会派アクション映画。地域紛争が激化する“ブラッド・ダイヤモンド”の現実問題に言及した内容について、米国務省が批判したことでも話題となった問題作です。

元傭兵のダイヤ密売人アーチャー、反政府軍RUFの襲撃によって家族と引き裂かれたソロモン、そして紛争ダイヤモンドの真実を暴こうとするジャーナリストのマディー。アフリカのシエラレオネ共和国で3人の男女が運命的な出逢いを果たし、ソロモンが闇ダイヤの採掘場で大粒のピンク・ダイヤを発見することから全てが始まります。ダイヤの利益で救いのない暗黒大陸から抜け出そうとする者、引き裂かれた家族を取り戻そうとする者、真実を記事にするため動かぬ証拠を求める者･･･。３人の思惑とアフリカが今もなお抱える問題をリアルに描きながら、物語は感動のラストへと向かっていきます。

この作品はシエラレオネでの内戦を題材にしたレオナルド・ディカプリオ主演のエンターテイメント作品ですが、エンターテイメントでありながら、反政府ゲリラ、紛争ダイヤモンド、少年兵といったアフリカでの社会問題や戦争報道ジャーナリズムなどを見事に表現しています。

内戦と言われてもピンとこない私たち。この映画の中の数々の残酷なシーンは、現在も世界各地で起こっている内戦がいかに悲しいものであるかをそんな私たちに改めて気付かせてくれます。子どもが悲壮な顔をして銃を放つ姿には、大人になった今だからこそ考えさせられるものがある･･･。

この映画は個人的に特に大きな衝撃を受けた、今でも忘れられない作品のひとつです。

日本という国で暮らしている私たちだからこそ、目を背けずに最後までしっかりと見て欲しい作品。

２６位　バッファロー’６６

刑務所帰りの男と、行きずりの少女の切ない恋を描いた異色のラブストーリー。99年度単館系作品の興行成績第2位となり、7ヵ月に及ぶロングランを記録した話題作です。

5年の刑期を終え釈放されたビリーは、長年の溝がある両親に「妻を連れて帰る」と勢いで嘘をつきます。フィアンセどころかガールフレンドもいない彼は、偶然出くわした少女レイラを拉致。両親の前で妻の演技をするよう脅迫して、家に連れて帰ることに･･･。

この映画でしか味わえない独特の色彩と雰囲気を持った映画で、ヴィンセント・ギャロの世界観にどんどん惹き込まれていきます。微笑ましくも切なく、そして心温まるラストシーンがたまりません。

この作品は、主役のヴィンセント・ギャロが監督・脚本・音楽まで全てを手がけていますが、野性的な外見からは想像できない彼の内面の奥深さ・繊細さを垣間見ることができます。

大人が観ても心がトキめいて、何故か涙が止まらない･･･。

ギャロにしか作れない、何度も観返してしまう作品のひとつです。

２５位　アンタッチャブル

禁酒法下のシカゴを舞台に展開する財務省特別捜査官エリオット・ネス率いるチーム“アンタッチャブル”と、マフィアのドン、アル・カポネの戦いを描いた作品。往年の名作TVシリーズをパラマウント映画が創立75周年記念として映画化した大作です。

アンディ・ガルシアにケビン・コスナー、ロバート・デ・二ーロ、ショーン・コネリーら、今では大スターとなった俳優陣の若かりし頃の演技は必見。今後、こんな豪華キャストが一同に揃う映画を観ることはできないでしょう。

脚本、ロケーション、ファッションなど目に映る映像から時代考証までが本当に完璧。手に汗握る緊迫感やマフィアの残忍さ、湧き上がる闘志、熱い友情など、これ以上ないほどに感情が揺さ振られます。

そして何といっても映画史に残る「オデッサ階段」での銃撃戦！もはや伝説の域ですねこれは。

マフィア映画好きなら、絶対に観るべき１本です。

２４位　ヒート

犯罪組織のボスと敏腕刑事の壮絶な戦いを描いたクライムアクション大作。犯罪映画史上、屈指の名作です。

冷徹無比な犯罪組織のボスのニールと、仕事に憑かれて一般的な家庭生活を送れない刑事ヴィンセント。追うものと追われるもの、虚々実々の駆け引きとせめぎ合い。やがて二人はそれぞれの抱える孤独のうちに、奇妙な共感を覚え始めます。しかし彼らには、避けては通れない運命の直接対決が待ち受けていました･･･。

この映画には、男の美学の全てが詰まっています。特にアル・パチーノとデ・ニーロが、カフェで向かい合って話すシーンは鳥肌モノ。お互いが命を賭けるに値することを認め、それぞれの人生観を語り始めるシーンはまさに男の友情と仁義を漂わせる感動的な名場面です。シビれます。

オープニング～ラストシーンまで圧倒されっぱなしの三時間。男なら、死ぬまでに絶対見ておきたい映画です。

２３位　ハートブルー

女性ながらもアクション映画を得意とする、キャスリン・ビグロー監督によるサスペンスアクション映画。

エリートFBI捜査官ジョニー・ユタは頻発する銀行強盗事件解明のため、あるサーファー・グループを内偵することに。そのリーダー格はボーディと呼ばれる男。いつしか二人の男は、立場や境遇の違いを乗り越えてお互いを認め合うようになりますが、いずれユタがFBI捜査官であることがバレてしまいます。

この作品は、間違いなくサーフィン映画の最高傑作です。
これまでにサーフィン映画はほぼ全て観てきましたが、いまだハートブルーを超える作品には出会えていません。特にラストシーンが印象的で、何年経ってもキアヌ・リーブスとパトリック・スエイジの姿が頭から離れない･･･。

サーファーはもちろん、サーファーじゃない人にもおすすめできる名作です。

２２位　スクール・オブ・ロック

ジャック・ブラックの暴れっぷりがサイコーな痛快学園コメディ。
いつまでたっても大人になりきれないデューイはロックを愛する熱い男。生活費を稼ぐ必要に迫られた彼は、バイト気分で名門小学校の代用教員になります。ところがある日、ひょんなことから生徒たちの音楽的才能を発見。”授業”と偽って子供たちとロック・バンドを結成したデューイは、念願だったバンド・バトルへの出場を目指すのですが･･･。

ストーリー自体はシンプルだけど、とにかく中身が濃い！！実際に観てもらわないと、この映画の素晴らしさは伝わりません。

映画の中ではジャック・ブラックがとにかくロックを語りまくります。言ってることは無茶苦茶なんだけど、だんだん子供達が自分達の意識でやってくようになっていって、バンド自体もいつの間にか子供達主導に･･･。笑えるシーンが多いけど、クライマックスは結構グッときます。笑いすぎなのか感動しているのか分からないけど、最後は涙が出ている･･･。

掛け値なしに面白い、とっても素敵な作品です！

２１位　ビューティフル・マインド

実在した天才数学者ジョン・ナッシュの絶望と奇跡の半生を描いた感動のヒューマンドラマ。1947年秋、ジョン・ナッシュはプリンストン大学の大学院にいました。全てを支配する真理、真に独創的な着想を見つけたいと数学の研究に没頭していきます。数年後、あるひらめきから彼は古典経済学の創始者アダム・スミスが打ち立てた経済理論を覆す新理論にまで到達するのですが…。

この映画、ストーリーの中盤くらいからぐんぐんストーリーに惹き込まれていきます。

ラッセル・クロウの演技は言うまでもなく素晴らしいんですが、ジェニファー・コネリーの演技もまたスゴい！特に感涙の演技には男女問わず涙を誘われます。そのうえ監督がロン・ハワード。面白くないわけがありませんｗ

予想だにしない展開の連続と突然訪れるエンディングに観客の心は振り回され、最後には感動させられることになります。とにかく映画としての完成度が高く、演出・脚本・演技のすべてが完璧。

間違いなく絶対に観ておきたい映画のひとつです。

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２０位　愛と青春の旅立ち

テイラー・ハックフォード監督、リチャード・ギア主演で贈る青春ラブロマンス。パイロットを目指すザックは海軍士官学校に入学し、過酷な訓練を受ける日々を過ごします。やがてザックは地元の娘・ポーラと恋に落ちますが、彼の仲間は別の運命をたどることに･･･。

青春映画の代表格と言えばこれ。
愛と友情、人間の弱さ、意地、厳しさと優しさ、生きることの苦しみと喜び…人間の持つあらゆる感情を描いた不朽の名作です。そして、最も感動的なのは鬼教官との間に生まれた友情。散々しごかれながらも主人公は教官に挑み、教官も彼に「人間」の部分を見せます。最後、教官が最敬礼で教え子達を見送るシーンは、涙なしでは見られません。

１９位　セブン

奇怪な連続殺人事件を追う二人の刑事を描いたサイコ・サスペンス。

定年退職間近の刑事サマセットと新人のミルズは、ある殺人現場に向かいます。そこには肥満の大男の凄惨な死体が･･･。またほどなくして、今度はビジネスマンの死体が発見されます。サマセットはそれぞれの現場に残されていた文字から、犯人がキリスト教における七つの大罪(傲慢・嫉妬・憤怒・怠惰・強欲・暴食・色欲)にちなんだ殺人に及んでいると分析、残る殺人は5件に。事件を未然に防ごうと犯人の特定を急ぐ2人ですが、やがて一人の男が容疑者として浮上します。しかし接近するも取り逃がし、さらなる犠牲者を出してしまう。そんな中、大罪に沿った犯行が残り2件となったところで、犯人を名乗る男が自首して来るのですが･･･。

ワンシーンごとに緊張感が高まり次に何が起るか予測が付かない、１分たりとも目が離せない面白さ。そして驚愕の結末。ぼくが見た90年代の映画で、最も印象深い作品のひとつです。

7つの大罪をテーマにした犯罪を次々に起こす凶悪犯。それに対峙する老練刑事役のモーガン・フリーマンと若手刑事役ブラッドピット。ブラッドピットは良妻に支えられながら、必死に事件に立ち向かっていきます。その姿が、衝撃の結末を大きく引き立てている。まだ見てない人はネットであまり情報を漁らず、今すぐ観ましょうｗ

１８位　アビエイター

2005年度アカデミー賞最多5部門に輝いた伝記映画。

長身でハンサムな青年ハワード･ヒューズは単身ハリウッドへ飛び込み、父が遺した莫大な財産を注ぎ込んで航空アクション映画の製作に着手します。空前の成功をおさめ一躍ハリウッド・セレブの仲間入りを果たしたハワードは、まもなく人気女優キャサリン・ヘップバーンと恋愛関係に。その後、航空会社を買収するなど人生の絶頂期を謳歌するかに見えたハワードでしたが、夢にのめりこみすぎた結果、次第に精神が蝕まれていくことに･･･。

謎の大富豪ハワード・ヒューズの波乱万丈の生涯を描いた大作で、何度も観返している大好きな作品のひとつです。

若干18歳で巨万の富を手に入れ、その富でもって夢を追いかける主人公。映画に飛行機開発、航空ビジネス･･･。すべてを見事に手に入れていきます。他方、余りにも大きな夢への執着ゆえ、普通にしていれば背負わなくてもよい苦労を背負い込んでいくのですが、不完全さを抱え込みながらも夢を実現させていく姿には手に汗を握ります。

とにかく話のスケールが大きく、ディカプリオの演技も素晴らしい。

数々の賞を受賞しているのも納得の、超オススメ作品です。

１７位　シンドラーのリスト

第二次世界大戦下のポーランド南部の都市クラクフを舞台に、1200人のユダヤ人を虐殺から救ったドイツ人実業家オスカー・シンドラーの姿を描いた戦争映画。ナチスの収容所で命を落とした親族のいるスピルバーグは、監督料を返上してまでもこの映画の製作に取り組みました。

シンドラーは軍用ホーロー器工場の経営に乗り出し、ゲットーのユダヤ人たちを働かせます。ナチスによるユダヤ人虐殺を目の当たりにした彼は、秘かにユダヤ人の救済を決心。労働力の確保という名目で、多くのユダヤ人を安全な収容所に移動させていくのですが･･･。

個人的には、スピルバーグの映画でもベスト３に入る作品です。

ユダヤ人の命を守った実在のドイツ人、オスカー・シンドラー。第二次大戦下の凄惨な状況下で自らの生命の危険を顧みず、最後まで意思を貫く主人公の姿には感動すら覚えます。

衝撃的な内容に言葉を失い、魂を揺さぶられ、涙が止まらない。そしてぼく自身、それまでの人生観を大きく変えられてしまった映画です。

豊かで平和な国で暮らしている我々日本人だからこそ、絶対に観ておくべき作品だと思います。

１６位　プラダを着た悪魔

ローレン・ワイズバーガーの同名ベストセラー小説を映画化した、ハートウォーミングなサクセスストーリー。

ジャーナリストをめざしてNYにやってきたアンディ。オシャレに全く興味のない彼女が、一流ファッション誌のカリスマ編集長ミランダのアシスタントに大抜擢されます。しかし、それは今まで何人もの犠牲者を出してきた恐怖のポスト。翌朝から24時間、公私の区別なく携帯が鳴り続ける悪夢の日々が始まります。キャリアのためとはいえ、私生活はめちゃめちゃに。彼氏の誕生日は祝えないし、友達にも愛想をつかされます。このままでいいの？と自問自答するのですが･･･。

ストーリーの面白さに加え、メリル・ストリープの存在感とアン・ハサウェイの美しさに完全にヤラれます。そしてKT Tunstallの主題歌「Suddenly I See」が、めちゃくちゃマッチしてる！基本的には女性が共感する映画なんでしょうけど、男のぼくが観ても凄く面白い。。

これまで観た映画の中で、最も期待を裏切ってくれた映画。（もちろんいい意味で）
女子なら必見、男性にも観て欲しい。見るたびに元気が出る、超オススメ映画です。

１５位　風と共に去りぬ

アカデミー賞10部門を獲得した、マーガレット・ミッチェル原作の不朽の名作。

1861年、アメリカ南北戦争直前のある日、ジョージア州タラで大園遊会が開かれます。いつもパーティーの女王であったスカーレット・オハラは、その日、心に決めていた男性アシュレーと彼のいとこのメラニーの婚約が発表されると聞き、怒り悲しんでいました。そして、その夜ついに南北戦争が勃発。愛や戦争に翻弄されながらも、力強く生きるスカーレット。大きな世の中の動きが、彼女の運命を変えていきます･･･。

21世紀となった今でも色褪せない、素晴らしい名作中の名作。
上映時間４時間の超大作です。

とにかくビビアン・リーの美貌と、愛らしい表情にはうっとり。。クラーク・ゲーブルも渋くて大人の男の色気たっぷりです。

南北戦争時代のアメリカ、戦争で全てを失い、夫を亡くしてもへこたれず、泣きながら歯をくいしばって立ち上がる。美しいけど頑固でプライドが高く、凄まじく力強いスカーレットの姿に思わず魅入ってしまいます。

この作品からは「生きる」ためのエネルギーと、身近にあるけどついつい忘れがちな「愛」の大切さを教えられる。。本当に素晴らしい映画です。

長いので時間のある時に、ゆっくり観てもらいたい作品。

１４位　戦場のピアニスト

戦火を生き抜いた天才ピアニストの真実の物語。実在したポーランド人ピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンの自伝を、ロマン・ポランスキー監督が自らの体験を重ねて映像化した大作です。

1940年、ドイツ占領下のポーランド。ユダヤ系ピアニスト、シュピルマンは家族と共にゲットーへと移住。やがてユダヤ人の収容所移送が始まり、家族の中で彼だけが収容所行きを免れます。食うや食わずの潜伏生活を送るある日、遂に1人のドイツ兵に見つかってしまい･･･。

『シンドラーのリスト』と同様に、人間性の最も暗い部分を描き出した偉大な映画。とにかくヘビー。感情を揺さぶられ、言葉を失ってしまいます。退屈でも平穏に暮らせることがどれだけ幸せなことなのか、この作品を観るたびに実感してしまう。。臨場感も凄いです。

ナチスによる非人道的なユダヤ人迫害が、ものすごいリアリティを伴った映像で序盤から続きます。ユダヤ人というだけでピアニストとしての誇りも名声もまったく無視され、ゴミ同然に扱われる主人公。変に脚色されてないからか、色んなものが心にグサグサと突き刺さります。でも最後には感動が･･･。

ショパンの音色を聴くたびに、この映画のことを思い出してしまいます。

１３位　ローマの休日

グレゴリー・ペック演じる新聞記者とオードリー・ヘプバーン演じる小国の王女との恋を描いた名作ラブロマンス。

ヨーロッパ最古の王室の王位継承者であるアン王女は、欧州各国を親善旅行で訪れていました。ローマでも無難に公務をこなしていくアンでしたが、実はこれまでのハードスケジュールでストレスが溜まり疲労困憊。主治医に鎮静剤を投与されるものの、気の高ぶりから逆に目が冴えてしまい、こっそり夜のローマの街へ繰り出します。やがて、薬が効いてくるとベンチで寝入ってしまうアン。そこへ偶然通りかかったアメリカ人の新聞記者ジョーは、彼女を一国の王女であることも知らず自分のアパートで休ませるのですが･･･。

言わずと知れた、映画史上に輝く名作。
オードリー・ヘップバーンの魅力の全てが本作に詰まっています。

何度見てもヘップバーンの可憐な姿に心を奪われ、ローマの街に魅了される。そしてグレゴリ・ペックの誠実さ。。めちゃくちゃ魅力的です。何度観てもラストシーンでは、目頭が熱くなる。

全ての世代に観てほしい、人類の遺産とも言うべき名作。必見です！

１２位　キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

60年代のアメリカを舞台に天才詐欺師・フランクとそれを追うFBI捜査官・カールとの追跡劇を描いた犯罪コメディ。

高校生のフランク・W・アバグネイルは尊敬する父が母と離婚すると聞き、ショックで衝動的に家を飛び出してしまいます。そして、生活のため偽造小切手の詐欺を始めるように･･･。最初はなかなかうまくいきませんでしたが、大手航空会社のパイロットに成りすますと誰もがもののみごとに騙されてしまいます。これに味をしめたフランクは、小切手偽造を繰り返し巨額の資金を入手。一方、巨額小切手偽造詐欺事件を捜査していたFBI捜査官カール・ハンラティは、徐々に犯人に迫っていきます･･･。

1960年代のアメリカを舞台とした、嘘のような本当の話。本当に実話なのかと疑ってしまうほどの面白さです！

140分超の長い映画ですが、最初から最後までアップテンポな展開で面白さのピークがずっと続きます。

純粋なエンターテイメント作品としても最高に楽しめる一方、両親の離婚がきっかけで詐欺師の道に走ってしまった主人公の心情からは切なさを感じたりもしてしまいます。ディカプリオは主人公を絶妙に演じていて、その演技からは家族というものの大切さがひしひしと伝わってくる。

「誰もが純粋に楽しめる映画」という意味では、この映画がナンバーワンかもしれません。

１１位　スタンド・バイ・ミー

スティーブン・キングの短編小説を映画化した名作青春ドラマ。

1959年オレゴンの小さな町。文学少年ゴーディをはじめとする12才の仲良し4人組は、行方不明になった少年が列車に轢かれて野ざらしになっているという情報を手にします。死体を発見すれば一躍ヒーローになれる･･･。4人は不安と興奮を胸に未知への旅に。たった２日間のこの冒険が、少年たちの心に忘れえぬ思い出を残します･･･。

まさに、ロードムービーの最高傑作。

この映画を観る度に、少年だった頃の自分を懐かしく思い出します。毎日、草野球で泥だらけになっていた自分。くだらないことで笑いあえた友達。あの夏のセミの鳴き声や、校舎の匂い。少年時代。もう二度とは戻らないあの頃の輝き。そんな懐かしい記憶が、誰の心の中にもあるんじゃないでしょうか？

その輝きがこの映画の中にはあります。

観る人それぞれが、それぞれの想い出を思い出しながら観てほしい作品。ベン・Ｅ・キングの主題歌「Stand by me」とのマッチングも最高です。

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１０位　ライフ・イズ・ビューティフル

ナチスの強制収容所に入れられながらも、人間性を失うことなく絶望を乗り越えていく男の姿を描いた感動作。イタリアを代表する喜劇俳優ロベルト・ベニーニが監督・脚本・主演を務め、数多くの映画賞を受賞した不朽の名作です。

1939年イタリア、トスカーナ地方。主人公のユダヤ系イタリア人グイドは、いつも陽気で人々を楽しませる達人。そんなグイドは小学校教師ドーラに恋をします。彼の純粋さに惹かれた彼女は結婚を承諾、やがて息子ジョズエを授かります。幸せな生活を送っていた３人でしたが、間もなくナチスの強制収容所への収監命令が･･･。そこでもグイドは幼い息子に悲惨な現実を悟られないよう、ひたすら笑顔で陽気にふるまい、ある嘘をつき続けるのですが･･･。

第二次大戦下の深刻な時代を、愛とユーモアを交えて絶妙に描いた傑作映画。悲惨な状況下でも、息子のために暗い顔はせずいつもユーモアたっぷりで明るく振舞っている父の姿、父のつく嘘が痛いほどに心を打ちます。

コメディタッチで始まる前半に対し、映画後半は一転、シリアスで深みのある展開になっていきます。前半だけ見て、薄っぺらいコメディ映画と思ったら大間違い。後半にいくにつれグイドの父の子に対する愛情、避けることのできない宿命的な戦争の悲惨さに心が揺さぶられます。

涙無しには到底観ることの出来ない、それでいて明るく前向きなエネルギーをもらえる素晴らしい映画です。

９位　フェイス／オフ

息子を殺されたFBIの父親とその犯人であるテロリストが、憎むべき互いの顔を取り替えて壮絶な死闘を繰り広げるバイオレンス・アクション。

幼い息子をテロリスト、キャスター・トロイに殺されたFBI捜査官ショーン・アーチャー。彼は銃撃戦の末、トロイを捕えますが、そのトロイは昏睡状態に。しかし、トロイ以外知ることのできない時限式の細菌兵器爆弾が、ロサンゼルスに仕掛けられていることが判明します。意を決したアーチャーは、トロイの顔を自分に移植。組織壊滅を狙っておとり捜査に乗り出します。しかし、今度はトロイが彼の顔を移植して逃走。お互いの顔を入れ替えた2人は、再び対決することになるのですが･･･。

誰が見ても完璧としかいいようのない面白さ。
徹底的に観客を釘付けにするストーリー展開は衝撃的。まじでヤバいですｗ
全てのシーンが複線であり、全ての会話が感動への下書きとなってラストへと繋がっていきます。

中でも、ジョン・トラボルタが絶体絶命のピンチに陥ったあのシーンは今でも忘れられません。

「え!? ヤバい！これ、どうすんの!?」

と、感情移入してハラハラドキドキしてしまいます。

そして、ラストシーンは鳥肌が立つほどの感動が･･･。まだ観ていない人には、絶対に観てもらいたい映画です。必見！

８位　プライベート・ライアン

第二次世界大戦の時代を舞台に行方不明の兵士の捜索・救出指令を受けた、8人の精鋭部隊の命懸けの救出劇を描いた戦争ドラマ。アカデミー賞(R)監督賞ほか全米映画賞を独占したスピルバーグ代表作の１つです。

1944年6月。ノルマンディ上陸作戦は成功に終わったものの、激戦に次ぐ激戦は多くの死傷者を出していました。そんな中、オマハビーチでの攻防を生き延びたミラー大尉に、落下傘兵ライアン二等兵を戦場から救出せよという命令が下されます。彼には3人の兄がいましたが、全員が死亡。兄弟全てを戦死させる訳に行かないと考えた軍上層部の決定でした。ミラーは中隊から7人の兵士を選び出し、生死も定かでないライアン二等兵を探すために戦場へと出発するのですが･･･。

個人的には、戦争映画の最高傑作と言える作品。
まず冒頭のノルマンディー上陸作戦での戦闘シーンに圧倒されます。手足が引きちぎれて吹っ飛んだり、内臓が破裂したりと衝撃的な映像が続きます。さらにハンディカメラを使った激しいカメラワークで、まるで本当に戦場にいるかのような錯覚に陥っていく･･･。実際に上陸作戦に参加した元兵士たちが、「この通りだった」と言ったという上陸シーンの悲惨さは、戦争の現実を教えてくれます。

もうこれは完全に映画の枠を超えている。。

映画用に美化された戦争ではなく、限りなく本物に近い戦争。でも単なるドキュメンタリーではなく、映画としてのストーリーもしっかりしていて、３時間弱があっという間に感じるくらいのめり込んでいきます。

戦うとことの意味、生きるということの切なさ、決して言葉では表現できないメッセージが詰め込まれたスピルバーグ作品の最高峰です。

７位　バタフライ・エフェクト

不幸な人生を歩んだ初恋の女性を助けるために、過去に戻れる能力を持つ青年が間違った瞬間を修正していくSFの大傑作。全世界で大ヒットを記録した、予測不能ノンストップ・サスペンスです。

幼い頃、ケイリーのもとを去るエヴァンは、「君を迎えに来る」と彼女に約束します。しかし時は流れ、ケイリーとエヴァンは全く別の道を歩んでいました。不幸な人生を歩むケイリー。特殊な能力を持ったエヴァンはケイリーを救うため何度も過去に戻り、ケイリーの人生を修正しようとします。しかし、皮肉なことに何度修正しても必ず誰かが不幸に。そこで意を決してエヴァンが取った行動とは･･･。

惹き込まれ感がハンパない、完成度の高すぎる映画です。文句なしの超傑作。

脚本がまず素晴らしい。アシュトン・カッチャーの熱演もかなりイイ。ストーリーが進めば進む程、怖くなっていく、でも気になって目が離せない･･･。気が付けば最初から最後まで画面にくぎ付けにされる映画です！
　
主人公エヴァンのように、過去のターニングポイントになる場面に戻って「やり直すことができたなら…」考える人は多いと思います。でも例え過去を変えることができたとしても、いい方向に変わる保証はない。かえって事態を悪化させることだってあります。

そして物語は「映画史上、最も切ないハッピーエンド」へと繋がっていきます･･･。

現在、どの動画配信サービスでも見れないことと、続編２，３の凋落ぶりだけが残念です。。

６位　タイタニック

豪華客船で出会った身分違いの男女の切なくも美しい愛を描いたジェームズ・キャメロン監督の大ヒット作。

1912年4月10日、イギリスのサウザンプトン港から豪華客船タイタニック号が出港。婚約者の資産家キャルと乗船し、彼との政略結婚に絶望するローズは、甲板から海に身を投げようとします。しかし、そこに居合わせた画家志望の青年ジャックに助けられることに。それを機に彼らは惹かれ合いますが、キャルの策略でジャックは宝石泥棒に仕立て上げられ、警備員室に閉じ込められます。そんな中、タイタニック号の船首が巨大な氷山と接触。浸水が始まった船は、刻一刻とその巨体を冷たい海の中へと沈め始めていました･･･。

サクセスストーリーを夢見てタイタニックに乗り込んだ若者と、好きでもない男性に嫁ぐことになった上流階級の娘。そんな二人が船の中で運命的な出会いをし、恋に落ちる･･･。非常にベタかもしれませんが、個人的には恋愛映画の中で一番好きな作品です。

バックに流れるセリーヌディオンの"My Heart Will Go On" が、また切なくて悲しい。。

ローズがジャックとのことを「海のように深く秘めた秘密」として大切にしながらも、結婚し子供を産み女性としての生涯を全うしたことに強い感動を覚えます。

かなり賛否両論の多い映画ですが、やっぱり外すことのできない感動的な作品の一つです。

５位　ゴッドファーザー

ゴッドファーザーと呼ばれるマフィアのドンを核に、その抗争と家族の営みを描いた超大作。最高のギャング映画であり、素晴らしい人間ドラマでもあります。

シシリーからアメリカに移住し、一代で財を成したドン・コルレオーネ。自分をすがってくる者には愛と権力、知力で十分に報いる。それがドン、ゴッドファーザーとしての義務であり、尊厳となっていました。一方、三男のマイケルはひとり堅気な人生を送ろうとしていましたが、敵対するファミリーにドンが襲われ重傷を負った時、報復を決意。それを機に、ニューヨークは抗争の場と化していきます･･･。

「家族を大切にできないやつは、本当の男じゃない。」
「権力があるところには、必ず責任もある。」
「注意深く。男は一瞬でも油断してはいけない。」

ヴィト・コルレオーネのセリフの一つ一つが強く印象に残っていて、ぼくの人生観や考え方に大きな影響を及ぼしています。

完璧なストーリーに最高のキャスティング、映像を盛り上げる音楽、どれをとってもパーフェクト。 マフィアの世界とマフィア一族のファミリー愛を見事に描ききっている。ヴィト・コルレオーネを演じたマーロン・ブランドの迫力は、ただただスゴい！圧倒的です。

打ちのめされる程の重圧感を感じながら、華麗なる一族の壮大な物語を是非堪能してみて下さい。

４位　ニュー・シネマ・パラダイス

映画好きの少年と老映写技師との心の交流を通し、それぞれの人生と夢と映画への愛を綴った感動映画の金字塔。世界中の賞を総ナメにした、映画ファンなら知らない人はいない名作中の名作です。

戦後間もないシチリアの小さな村。この村の唯一の娯楽はパラダイス座という映画館。少年トトも母親の目を盗んで映画館に通い詰めていましたが、彼の心を魅了したのはフィルムの宝庫である映写室と、それを操る映写技師のアルフレードでした。頑固者のアルフレードは、映写室という聖域からトトを追い出そうとしますが、やがてふたりの間に不思議な友情が芽生えていきます。アルフレードとの交流を通し、ますます映画に魅せられていくトト。やがて初恋、兵役を経て成長し、映画監督として活躍するようになった彼の元にアルフレードの訃報が届きます。映画に夢中だった少年時代を懐古しつつ、30年ぶりにトトはシチリアに帰ってきたのですが･･･。

つい先日も見返してラストシーンで号泣してしまいました。。何度観ても涙を堪えられない･･･。本当に綺麗で、素敵で、笑えて、切ない、美しい映画です。

青年となったトトがシチリアを離れようとするときのアルフレードのセリフ。30年ぶりに故郷のジャンカルドに戻ったトトが、人生の全てであった映画館の爆破に立ち会うシーン。すっかり年老いてしまった故郷の人々との再会。心に残るシーンを挙げるとキリがありません。

「人生を生きることの喜びと悲しみ」「人を愛することの美しさと素晴らしさ」「人との触れ合いの温かさ」「愛する人を想う切なさ」「愛する人を失うことの悲痛」。人生の全てがこの映画には詰まっている。

老若男女を問わず、全ての人に見てほしい最高の映画です。

３位　フォレスト・ガンプ 一期一会

知能指数は人より劣るものの、俊足と誠実さは人一倍のフォレスト・ガンプが、アメリカ現代史のさまざまな事件に関わりつつ、波乱万丈の人生を送る姿を描いた感動のヒューマンドラマ。

一人一人の人生の重み、流れる時の重みを、あらためて確かに感じさせてくれる映画です。はじまりと終わりの Alan Silvestriの音楽がまた美しく、ストーリーと重なり合って心にビンビン響きます。鑑賞後の余韻もハンパないｗ

ストーリーを明かさずにこの映画の素晴らしさを語るのは難しいですが、障害があろうとなかろうと臆することなく、何事にも真っ直ぐに取り組むことの大切さを教えてくれる作品です。人生につまづいた時や落ち込んだ時、何をやってもうまく行かない時に観たい映画。元気と勇気を与えてくれます。

「この映画を観ないことは人生の損失」と言っても過言ではないくらい、観る人の人生に影響を与えてくれる素晴らしい映画です。まだ観ていない人は是非。

２位　レオン

殺し屋レオンと家族を失った少女マチルダ･･･、この上なく切ない感動を与えてくれる珠玉の名作。巨匠リュック・ベッソン監督作品の中でも、これぞ最高傑作と言える映画です。

ニューヨークの片隅に立つアパートで暮らす、寡黙で孤独な男レオン。その正体は凄腕の殺し屋で、トニーという男の仲介を経て暗殺を行っていました。そんなある日、彼の隣室に暮らす一家をスタンフィールドとその部下たちが惨殺します。たまたま外出していた12歳になる一家の娘・マチルダは、異変を感じてレオンの部屋へ向かい救いを求めます。彼女をかくまったレオンは、そのままマチルダと一緒に生活を送ることに。やがて、レオンが殺し屋だと知ったマチルダは、復習するために殺し屋になりたいと懇願するのですが･･･。

冷酷非情な殺し屋が一人の少女の出現により、その生き様に変化が生まれ、内面に潜んでいた優しさが少しずつ浮き彫りにされてゆく様が見事に伝わってきます。ジャン・レノは文句のつけようがないくらいカッコイイし、ナタリー・ポートマンの存在感は際立っている。

感動する映画は数あれど、ここまで切なく感動させられる映画は他にありません。

１位　ショーシャンクの空に

スティーブン・キング原作、名匠フランク・ダラボンの劇場監督デビュー作にして、多くの人々の「マイ・ベスト・ムービー」のひとつに加えられた、新世代の傑作!
とある刑務所の受刑者が勝ち取り、分け与えた解放と救い―。
誰の心にも静かに、爽やかな感動が訪れる…。

ショーシャンク刑務所に、若き銀行の副頭取だったアンディ・デュフレーンが、妻と間男を殺害した罪で入所してきます。最初は刑務所の「しきたり」に逆らい孤立していたアンディでしたが、刑務所内の古株で“調達係 ”のレッドは彼に他の受刑者達とは違う何かを感じていました。そんなアンディが入所した2年後のある日、彼は監視役のハドレー刑務主任が抱えていた遺産相続問題を解決する事の報酬として、受刑者仲間たちへのビールを獲得します。この一件を機に、アンディは刑務所職員からも受刑者仲間からも、一目置かれる存在になっていきます･･･。

１位はもうこれ以外に考えられません！圧倒的ナンバーワン。最高の映画！
観たことないが人には、今すぐ観て欲しい。

数ある映画の中でも、これほど感動する映画はないでしょう。ラストシーンは本当にたまらない。

牢獄という極限環境の中で希望を失う者、希望を捨てきれない者、強く持ち続ける者、それぞれの機微が抜群の演技力で表現されていて、感情移入せずにはいられない。心の一番奥底から、とてつもなく大きな感動を与えてくれます。

忙しくても、興味がなくても、騙されたと思って絶対に観るべき映画。

文句なしの"ＭＹ BEST MOVIE" です。

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まとめ

映画って、本当に素晴らしい。。
この記事を書いていて、昔見た映画を思い出したりしつつ、改めてそう思いました。
今回ご紹介した中で皆さんがまだ見たことのない作品があれば、これを機にチェックしてみてはいかがでしょうか？ 新たな感動に出会えるかもしれませんよ (*^^*)

それでは、よいシネマライフを！！

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