今回は会計のお話。
ふだん仕事をしていると数字を扱うことって誰にでもありますよね。会計にうとく、数字のつながりが分からなくて困ったことがあるなんて人も結構多いんじゃないでしょうか?
ビジネスに携わっている方は、会計のことを少し知っておくだけで思わず仕事がはかどったり、お金の流れが見えることで、自分がやってる事業の本質が見えてきたりします。
- 会計が分からなければ真の経営者になれない。
- もし、経営を飛行機の操縦に例えるならば、会計データは経営のコックピットにある計器盤にあらわれる数字に相当する。(中略)そのような計器盤がなければ、今どこを飛んでいるのかわからないわけだから、まともな操縦などできるはずがない。
- 京セラが急速な事業展開ができたのは、そのような会計システムを、早いうちから整備し、それによって経営を進めることができたからである。
全てのビジネスマンにとって会計が重要だというのは、もはやあたりまえの時代となりました。
でも、会計って小難しいイメージがあって敬遠されがちなのもたしか。
ぼくはいま計数管理部門のマネージャーをやっていて、普段から経営分析なんかをやることが多いので、財務会計、管理会計の勉強を結構してきました。でも巷にあふれている会計関連の本って初心者にとっては分かりにくく、結構苦労した記憶があります。
今の仕事をやっていて感じることですが、会計の勉強で大事なのはうわべだけの知識を得ることではなくて、企業会計の全体像を把握してその数字が本質的に何を意味するのかまで理解できるように学ぶことだと思います。
今日は、会計のことが全くわからないという人でも、そういう大切なことが体系的に学べるオススメの3冊をご紹介したいと思います。実際にぼくもこの3冊で飛躍的に会計に対する理解を深めることができました。
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45ポイントでわかる図解 経営分析
損益計算書やバランスシートすらよく全く分からないという人が、ぜひ最初に読んでほしい本です。
45のトピックスについて、文章と図をまじえながらとても分かりやすくまとめられています。専門用語が分からなくても理解できるように配慮されているのもうれしいポイントですね。
ぼくの会社ではアカウンティング教育の推薦図書になっています。
グロービス MBAアカウンティング
財務会計と管理会計を忠実に学ぶための、王道の教科書。
6つのバランスシートがどの企業のものかを考えさせたり、架空のA社マーケティング担当役員鈴木さんが銀座の夜景を眺めながら、短期的意思決定に考えを巡らせるなど、小難しい会計の知識を楽しみながら学べる1冊になっています。
個人的にはグロービスのMBA書籍シリーズの中でもトップ3に入る良書だと思います。
企業財務に興味がある方にはMBAファイナンスもおすすめです。
人事屋が書いた経理の本
1978年に発行された古典的名著。
企業会計の本質を理解するうえで、この本を超える良書はないでしょう。40年近く読み続けられているのも納得です。
内容は平易に書かれていて、会計初心者でも十分理解できる内容となっていますが、上記2冊を読んだ後にこの本を読むのがオススメです。基本的な知識を押さえてから読むことで、実務的でより深い理解が得られるはずです。(古い本なので、印刷活字に古さを感じますが、そこはご愛敬・・・)
まとめ
いかがでしたか?
今回は会計初心者向けの本を中心に紹介させていただきましたが、計数管理や経営企画に実務で携わている方向けの本も逐次紹介していきたいと思います。
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