英語学習でしっかりと成果を出すためには、有効なトレーニングを短時間でもいいので毎日繰り返し続けることが大切です。週1日だけの勉強では、なかなか成果がでない。
でも毎日同じテキストばかり繰り返していると、こう思う日がありますよね?
つまんな~い!
そんなマンネリを予防するためにオススメしたいのが、普段やっているテキストを閉じて英字新聞や洋雑誌を読むだけの日を作ること。
英字新聞や洋雑誌では、世界で起きている最新のニュースだけでなく洋画・ドラマ、ファッションなどのエンターテイメント、更に料理や健康、マネーなどの生活密着系まで様々な情報に触れることができます。
今回は、ぼくが定期購読をしている洋雑誌や、今まで読んだことのあるおすすめ英字メディアをいくつかピックアップして紹介してみたいと思います。
テキストからは得られない生きた情報が詰まった英字メディアで、日々の学習に刺激を与えてみませんか?
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初心者向け英字メディア(和訳付き英字新聞)
英字メディアに不慣れなうちは、日本の出版社が発行している和訳付き英字新聞から始めるのが無難です。まずは和訳に頼りすぎず英文中心に読み進め、分からなかった文章を後から和文でチェック。こうやってまずは基礎的な読解力を身につけていきましょう。
Asahi Weekly
週刊
英字メディア初心者に最適なのが、このAsahi Weeklyです。
記事が初級・中級・上級とレベル別に分けられていて、初級の記事には全文和訳が掲載されています。上級の記事になると対訳はなくなり、ハイレベルな語彙を用いた政治・経済などのトピックが中心に。幅広い英語レベルをカバーしているので、買ってはみたものの難しすぎて読めないとか、簡単すぎて勉強にならないということもありません。
時事ニュース以外にも最新映画や海外の旅行記事、過去にはドラえもんのひみつ道具を英語で説明するコーナーなど、楽しめる記事が満載です。
小学生や中高生のお子さんを持つご家庭なら、家族で回し読みするのもいいかもしれません。
Mainichi Weekly
週刊
こちらも初心者におすすめの対訳付き英字新聞、Mainichi Weekly。
Asahi Weeklyと違う点は、英文の対訳が全ページにわたって記載されていることです。徐々に対訳なしの英文にも挑戦していきたいという方はAsahi Weekly、最初から全ての記事を和訳でチェックしたいという方はMainichi Weeklyを選ぶのがいいでしょう。
こちらも時事ニュースのほか、過去にはシャーロックホームズ、ルパン、トムソーヤなどの英語小説の連載があったり、戸田奈津子さんの映画解説があったりと楽しめるコンテンツが盛り沢山です。
The Japan Times ST
週刊
ジャパンタイムス社が発刊する日本発の本格的英字メディア、Japan Times ST。
Japan Times STは上述の2誌と比べて政治や経済などの時事ネタの割合が多く、英文の質も高いのでグローバルに活躍するビジネスマンに適したメディアと言えます。もちろん映画や芸能、クロスワードパズルなど楽しめる要素もあるので楽しみながら購読を続けることができます。
主要記事の冒頭には日本語での概要説明が掲載されていて、記事中に用いられた重要語彙や文法表現には解説が注釈として付けられているので英語学習にも最適。
AsahiやMainichiでは物足りなくなってきたら、Japan Times STに挑戦してみてはいかがでしょうか?
中上級者向け英字メディア
ある程度英字メディアに慣れてきたら、世界の知識人が読んでいる一流紙に挑戦してみましょう。世界の一流記者が書いた記事を日常的に読むことで、日本に居ながらグローバルな視点を身につけることも可能です。
TIME
週刊
世界200ヵ国、2200万人が読む世界最大の英文週刊ニュース紙、TIME。
政治、経済、環境、文化、エンターテイメント、最新医療事情など、様々な分野をグローバルな視点で鋭く切り込む世界のオピニオンリーダー的メディアです。日本では入手しにくいニュースが満載で、普段、国内のニュースにしか接する機会のない我々にとって、いま世界で起きている本当に重要なニュースを知るための重要なソースとなってくれます。
海外のニュースはもちろん、日本国内のニュースでも海外メディアの報道と比較しながらチェックすることで、身近な話題を違った角度から見れるのがまた面白い。
TIMEで使われている英語は難易度がかなり高く初心者には敷居が高いですが、洗練された良質な記事が多く、習慣的に読むことで英語力と教養をしっかり身に付けることができます。英文読解力に自信がついたら是非チャレンジしたい英字メディアですね。
The Economist
週刊
英国が世界に誇る知性、The Economist。
”ビッグマック指数”や”トール・ラテ指数”など購買力平価の目安として独自の指数を発表してきた、英国やアメリカの知識層に愛読される政治経済誌です。
政治経済以外にも、科学技術・書評・芸術などが毎号掲載されており、文化系のコンテンツも充実。
定期購読でOnline版付きを選択すると、紙の雑誌に加えて電子版を閲覧できるほか、ほぼ全ての記事の音声データをダウンロードできるようになります。記事を読みながら音声を聴いたりシャドーイングしたりと、学習の幅が広がるのはかなり魅力的。TOEICで高得点を狙う方のリスニング対策としても非常に効果的です。変に高額な英語教材を買うよりよっぽど良いかもしれませんねw
これらの機能は専用アプリで利用できます。
【iPhoneアプリ】
【Androidアプリ】
Bloomberg Businessweek
週刊
ニューヨーク発の情報誌、Bloomberg Businessweekは経済・金融・政治を中心としたビジネス専門誌です。
ビジネスリーダーが要求する3つの課題、「成長を加速するのはどのようなトレンドなのか」、「テクノロジーはどのようにしてチャンスを生み出すのか」、「競争優位を保つ最善の行動とは何か」を解決するためのビジネス情報を提供しています。
Economistがマクロよりの記事が多いのに対して、Bloombergでは特定のベンチャービジネスやテクノロジーにフォーカスしたミクロ視点の記事も比較的多いので、記事の好みに合わせてチョイスするのがいいでしょう。
アメリカ英語らしく簡潔な文章が多く、ライティングの見本となるような構文も多用されています。
【番外編】興味のあるジャンルから選ぶ
好きなジャンル、興味のある分野に的を絞った専門性の高い英文メディアを読みこむのもオススメです。総じて高い英語力が要求されますが、週刊誌と違って自分のペースで1ヶ月に1冊ペースでゆっくり読み進められるというメリットがあります。
NATIONAL GEOGRAPHIC MAGAZINE
月刊
1888年創刊のNational Geographicは、創刊以来、世界180ヵ国、1000万人以上の人が愛読する老舗科学雑誌。世界中の一流カメラマンが美しい写真と文章を投稿することでも有名で、自然、歴史、宇宙、科学をテーマに地球上にある様々な場所の美しさを伝えてくれます。誌面で使われている写真のクオリティは極めて高く、創刊以来のバックナンバーを集める熱狂的なコレクターがいるほど。
英語学習もさることながら、今まで見たこともないような素晴らしい世界に出会える洋雑誌。
価値観変わりますよ、ホントに。。
ナショナル・ジオグラフィックは日本語版も出版されているので、英語読解力に自信がない方は日本語版も手元に用意して読むのがおすすめ。
Nature
月刊
世界No.1の総合科学ジャーナル、Nature。
1869年の創刊以来140年以上の歴史を持つNatureでは、最先端の研究成果はもちろん、社会情勢、科学政策など、バラエティに富んだ記事が掲載されています。理系の大学生や、科学者を目指す人、企業に勤める技術者の方などはぜひ読んでおきたい洋雑誌です。
Nature日本版では国際的な総合科学誌としては唯一、日本語ページの掲載があり、最新のNatureの全貌を理解する助けとなってくれます。詳しくは上記画像リンク先をご参照ください。
英字メディアは定期購読がオススメ
英字新聞や洋雑誌を購読する場合、単発で買うよりFujisan.co.jpで定期購読するのがオススメです。理由は3つ。
- 1冊あたりの値段がかなり安い
- 定期購読者限定の学習プログラムが利用できる(一部メディア)
- 読むことを習慣化できる
1冊あたりの値段がかなり安い
洋雑誌って日本で買うとすごく高い。例えばぼくが定期購読しているTIMEの場合、単発で購入すると1冊980円もします。定期的に読むにはちょっと高いですよね。一方、定期購読なら以下のように60%以上安い値段で読むことができます。
購読プラン(冊数) | 価格(税込) | 1冊あたり | 割引 |
3ヶ月(13冊) | 4,937円 | 380円 | ー7,803円(61%OFF) |
1年(52冊) | 16,120円 | 310円 | ー34,840円(68%OFF) |
2年(104冊) | 32,240円 | 310円 | ー69,680円(68%OFF) |
1冊300円台なら定期購読してみようかなという気にもなりますよね。(なりましたw)
定期購読者限定の学習プログラムを利用可能
一部の洋雑誌では、定期購読者向けの英語学習プログラムが提供されています。
これがなかなか使える。
先ほど紹介したEconomistではほぼ全部の記事の音声がダウンロードできるので、読むだけでなくリスニングやシャドーイング教材として使えます。しかも日本国内で市販されているような英語学習のための英語ではなく、世界的経済誌の洗練された文章を使ってトレーニングできるので、学習効果も抜群です。
TIMEの場合は1年以上の定期購読者向けに、TEPという英語学習プログラムが提供されています。こちらは記事の日本語抄訳や、TIME内の記事をベースにした読解問題、書き写し、ディクテーション、記事の関連動画など、楽しみながら学習を続けられる工夫が凝らされています。
過去記事でも書いたように、英語力アップには「聴く」「読む」「書く」「話す」の4要素を取り入れて学習することが大切で、TEPではこのうちの3要素をバランスよくトレーニングできます。
過去記事はコチラ↓
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仕事しながら半年でTOEIC500点→800点にアップさせた方法
必見の英語学習法
TIMEのeラーニングプログラム「TEP」の概要↓
読むことを習慣化できる
英語学習は継続があってこそ上達するもの。たまに思い出したように集中的に取り組んでも、全くと言っていいほど成果は上がりません。定期購読することで常に新しい英語メディアが手元に届くようにしておくことで、自然と継続しやすい環境を整えることができます。
それに、毎週・毎月、ポストに海外の雑誌や英字新聞が届く何とも言えないワクワク感は、一度体験すると病みつきになりますw
まとめ
日々の英語学習にマンネリを感じている方は、テキストを閉じて洋雑誌を開いてみてはいかがでしょうか?想像よりワクワクする英語の世界が広がっているかもしれませんよw
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